毎朝鏡を見て自分に「今日もいい日になる」と言う
朝、顔を洗って鏡を見たとき、あなたは自分の顔をどんな気持ちで見つめていますか?「あー、まだねむいな」「今日のテスト、やだなあ」なんて、ため息をついていませんか?
実は、鏡にうつる自分に向かって、たった一言つぶやくだけで、その日の学校生活がガラリと変わる「魔法」があるんです。それは、「今日もいい日になる!」と声に出して言うこと。たったこれだけのことですが、あなたの脳と心には、ものすごいパワーが生まれます。
「言葉」は、自分への命令になる
心理学や脳科学の世界では、私たちが口にする言葉には、自分自身を動かす力があると考えられています。これを「自己暗示(じこあんじ)」と呼びます。ちょっと難しい言葉ですが、かんたんに言うと「自分自身に、未来のルールを教え込むこと」です。
脳はとても素直です。あなたが「今日はイヤな日だ」と言えば、脳は「なるほど、イヤなこと探しをすればいいんだな!」とがんばってイヤな出来事を探し始めます。逆に、「今日はいい日になる!」と言えば、脳は「よし、いいこと探しをしよう!」と、楽しいことやラッキーな出来事に気づきやすい「アンテナ」を立ててくれるのです。
学校生活が劇的に変わる「いいこと探し」のコツ
「今日もいい日になる!」と唱えるだけで、具体的にどんなことが起きるのでしょうか。クラスでのあなたの行動が、こんなふうに変わっていきます。
- 友達へのあいさつが変わる
朝、教室に入ったとき、自分から明るく「おはよう!」と言えるようになります。「いい日になる」と思っていると、心に余裕ができるので、いつもより大きな声で、笑顔であいさつができるからです。 - 苦手な係の仕事も前向きになれる
黒板消しや、プリント配りなど、ちょっと面倒だなと思う係の仕事も、「これもいい日の一部だ」ととらえることができます。すると、不思議と「ついでに机もそろえておこうかな」というプラスの行動が生まれます。 - 失敗しても「次は大丈夫」と思える
休み時間に転んだり、忘れ物をしたりしても、「いい日になる」という土台があれば、「まあ、こんなこともあるよね。次は気をつけよう!」とすぐに気持ちを切りかえられます。
鏡の中の自分と「友だち」になろう
鏡を見ることは、自分と向き合う大切な時間です。鏡にうつるあなたは、世界でたった一人の、あなた自身の親友です。その親友に向かって、朝一番に「今日もいい日になるよ!」と声をかけてあげてください。
もし、鏡を見るのが少しはずかしいなら、最初は小さな声でも大丈夫です。心の中でつぶやくだけでも効果はあります。でも、できれば口を動かして、自分の耳にその言葉を届けてあげてください。自分の声を聞くことで、脳は「あ、これは自分への大切な約束なんだな」としっかり理解してくれます。
「いい日」を自分で作る練習
「いい日になる」と言ったからといって、魔法のようにテストで100点が取れたり、給食で好きなものばかり出たりするわけではありません。でも、「いいことを見つける名人」にはなれます。
例えば、こんなことが「いいこと」になります。
- 給食の献立が、自分の好きなメニューだった。
- 休み時間に、友達が面白い話をしてくれた。
- 先生が、自分のノートの字をほめてくれた。
- 帰り道、きれいな夕日が見えた。
これらはすべて、あなたが「いい日になる」と決めていたからこそ、ちゃんと「いいこと」として記憶に残る出来事なのです。もし「今日は最悪だ」と思っていたら、これらの小さな幸せは、すべて見逃されて消えていってしまいます。
明日の朝からできる「魔法のステップ」
さあ、明日の朝から、さっそくやってみましょう。手順はとてもかんたんです。
- 顔を洗って、鏡の前に立つ。
- 鏡の中の自分の目を見る。
- 口角を少しだけ上げて、ニコッと笑う。
- 「今日もいい日になる!」と声に出す。
これだけで、あなたの脳は「よし、今日は楽しい一日を準備するぞ!」とスイッチが入ります。鏡の中のあなたがニッコリ笑い返してくれたら、それはもう「いい日」の始まりです。
自分を好きになることは、他の人から好かれるための第一歩です。自分のことを大切に思っている人は、まわりからも「一緒にいると楽しいな」「明るい気持ちになれるな」と思われます。鏡の中の自分にエールを送ることは、あなた自身を一番の味方にするための、最高の方法なのです。
明日、学校へ行く前のたった数秒。その数秒の習慣が、あなたの学校生活をキラキラと輝かせてくれるはずですよ。