「それでどうなったの?」と先を促す

📖 『クラスでいちばん人気者になる!だれとでも仲よくなれる「好感度」の魔法50』
ー 第2章:だれとでも仲よくなれる「聞き方のコツ」 ー
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「それでどうなったの?」と先を促す
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「それでどうなったの?」と先を促すだけで、君は「最高の話の聞き手」になれる

クラスで休み時間に友達と話しているとき、こんなことはありませんか?

友達が「昨日ね、公園で遊んでいたら、急に雨が降ってきて……」と話し始めたとき、君が「あ、そうなんだ。僕も昨日、テレビ見てたよ」と、自分の話にかぶせてしまったことはありませんか?

もし心当たりがあるなら、もったいないことをしています! その友達は、もっと君に「雨の中、どうやって帰ったか」や「どんな気持ちだったか」を聞いてほしかったはずだからです。

実は、誰からも愛される「人気者」は、話すのが上手な人ではありません。「聞くのが上手な人」のことなのです。今日は、魔法のようなひと言「それでどうなったの?」を使って、相手を夢中にさせる秘密のテクニックを教えます。

なぜ「それでどうなったの?」が最強の魔法なのか

脳科学の世界では、人間には「自分の話を最後まで聞いてほしい!」「自分の体験を分かってほしい!」という、とても強い欲求があることが分かっています。これを専門用語で「自己開示(じこかいじ)の報酬(ほうしゅう)」といいます。

ちょっと難しく聞こえますか? 分かりやすく言えば、「自分の話を聞いてもらうと、脳が『わーい! 楽しい!』とドーパミンというごほうびを出して、幸せな気持ちになる」ということです。

相手が話している途中で「それでどうなったの?」と先を促すことは、相手の脳に「君の話をもっと聞きたいよ! 君の体験はすごく面白いね!」というサインを送るのと同じことなのです。

「聞き上手」は、相手の物語の「応援団長」になること

語用論(ごようろん)という言葉を知っていますか? これは「言葉をどう使うと、相手との関係がうまくいくか」を考える学問です。この学問の考え方では、会話とは「キャッチボール」です。

相手がボール(話)を投げたとき、君が「それでどうなったの?」と投げ返すことは、相手にとって最高の「受け取り」になります。相手は、「この人は自分の話を大切にしてくれる!」と感じて、君のことをもっともっと好きになります。

  • 「えっ、それからどうなったの?」:相手の話に興味があることを伝える
  • 「そのあと、どうしたの?」:もっと話してほしいという合図を送る
  • 「すごい! それでどうなったの?」:相手の気持ちに寄り添う

たったこれだけの言葉で、君はクラスのどんな友達とも、深い仲になれるのです。

明日から使える!「先を促す」3つのステップ

では、具体的にどうやって使えばいいのか、学校生活のシーンに当てはめて練習してみましょう。

ステップ1:相手の言葉に「感情」をプラスする

ただ「それでどうなったの?」と言うだけでもいいですが、そこに相手の気持ちを想像する言葉を足すと、魔法の威力は倍になります。

例:友達が「図工の時間に、粘土を落としちゃって……」と言ったら?

「えっ、それは焦るね! それで、どうなったの?

こう言われると、友達は「そうなんだよ! もうパニックでさ……」と、もっと詳しく話したくなります。相手の気持ちを想像するだけで、君は「心から分かってくれる人」になれるのです。

ステップ2:少しだけ「待つ」勇気を持つ

「それでどうなったの?」と言うタイミングも大切です。相手が話し終わる前にかぶせてしまうと、邪魔をしてしまいます。相手が「……でね」と少し言葉を詰まらせたときや、少し間(ま)が空いたときに、優しく声をかけてみましょう。

脳は、情報を整理するときに少しだけ止まることがあります。その「止まっている時間」を待ってあげてから、そっと背中を押すように問いかけるのがコツです。

ステップ3:表情もセットで「ワクワク」を伝える

もし君が、つまらなそうに「それで……どうなったの?」と言ったら、相手は「あ、興味ないんだな」と思ってしまいます。大切なのは、「君の話の続きが聞きたくてたまらない!」というワクワクした顔です。

  • 目をキラキラさせて相手を見る
  • 少し体を相手の方に傾ける
  • 「へえ!」「そうなんだ!」とあいづちを打つ

この3つをセットにするだけで、君の「それでどうなったの?」は、相手にとって最高のプレゼントになります。

家のお手伝いでも使える!「会話の魔法」

このテクニックは、友達だけじゃなく、お家の人にも使えます。例えば、お母さんが「今日、スーパーでね、すごく大きな大根を見つけたのよ」と言ったとき。

「ふーん」で終わらせず、「えっ、どれくらい大きかったの? それで、どうしたの?」と聞いてみてください。きっとお母さんは驚いて、そのあとの面白い話をたくさんしてくれるはずです。

家族との会話が楽しくなれば、君の毎日はもっともっと明るくなります。会話は、相手を笑顔にするための道具です。「それでどうなったの?」という魔法を、明日の学校で、まずは一人だけに試してみてください。

きっと、君の周りには、話をしたくてたまらない友達が、列を作って待つようになるはずですよ!

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