成功したときはみんなで喜ぶ

📖 『クラスでいちばん人気者になる!だれとでも仲よくなれる「好感度」の魔法50』
ー 第5章:みんなを巻き込む「リーダーシップの習慣」 ー
\ 毎日がもっと楽しくなる、すべての小学生へ贈るヒント /
成功したときはみんなで喜ぶ
全 50 ページ中 43 ページ目

成功したときはみんなで喜ぶ

クラスの係活動やグループ学習で、大きな目標を達成したときのことです。たとえば、学級会で決めた「あいさつ運動」が成功して、みんなが元気にあいさつを返してくれるようになったり、グループの発表が先生にほめられたりしたとき。あなたなら、どんなふうにふるまいますか?

もし、あなたがリーダーとして「やった!ぼくの作戦が成功したぞ!」と自分ひとりの手柄のように喜んでしまったら、まわりのみんなはどう思うでしょうか。きっと、少しだけさみしい気持ちになったり、「自分たちは何もしなかったのかな?」と、やる気をなくしてしまったりするかもしれません。

クラスでいちばん人気がある子は、成功したとき、必ずこう言います。「みんなのおかげでできたね!」「みんなでがんばったからだよ!」と。

「みんなの力」を言葉にする魔法

社会学という学問の世界では、「集団の成功は、みんなで分かち合うことでさらに大きなエネルギーを生む」ということがわかっています。これを「集合的効力感(しゅうごうてきこうりょくかん)」といいます。ちょっとむずかしい言葉ですが、かんたんに言うと「みんなでやれば、次ももっとうまくいく!」と信じあえる力のことです。

あなたが「みんなのおかげだよ」と口にすることで、クラスメイトの心にはこんな変化が起きます。

  • 「自分も役に立ったんだ!」という自信が生まれる
  • 「またこのメンバーで協力したい」という気持ちになる
  • リーダーであるあなたを、もっと信頼するようになる

逆に、自分ひとりの手柄にしてしまうと、まわりの人は「次は手伝わなくてもいいか」と感じてしまいます。これを行動経済学では「フリーライダー(ただ乗り)」を防ぐための工夫とも言います。みんなが「自分もチームの一員だ」と実感できる仕組みを、あなたの言葉で作るのです。

明日からできる「みんなで喜ぶ」3つのステップ

では、具体的にどんなふうに伝えればいいのでしょうか。明日から学校で使える「魔法の言葉」を紹介します。

  • 「ありがとう」を具体的に伝える
    ただ「ありがと!」と言うだけでなく、「〇〇さんが準備をしてくれたから、うまくいったね!」と、その人の具体的ながんばりを言葉にしてみましょう。言われた相手は、自分のことを見ていてくれたあなたに、特別な親近感を覚えます。
  • 「ぼく」ではなく「私たち」を使う
    ふだんから「ぼくの考えはね」と言うのを、「私たちのチームでは、こんなふうに考えたよ」と言いかえてみてください。これだけで、まわりの人は「自分も仲間なんだ」と強く感じることができます。
  • 小さなことでも「ハイタッチ」や「拍手」をする
    言葉にするのがはずかしいときは、行動で示しましょう。テストでみんなの平均点が上がったとき、係の仕事が終わったとき。パチパチと拍手をするだけで、その場の空気は「みんなでがんばった!」という温かいものに変わります。

「手柄」はゆずるほど大きくなる

不思議なことに、成功をみんなにゆずればゆずるほど、リーダーであるあなたの評価はどんどん上がっていきます。これは「返報性の原理(へんぽうせいのげんり)」といって、人は「何かをしてもらったとき、お返しをしたくなる」という性質を持っているからです。

あなたがみんなをほめて、みんなの功績を認めれば、まわりのみんなも「次はあなたの役に立ちたい!」と思うようになります。その結果、あなたがまた何か新しいことに挑戦するとき、クラスのみんなが真っ先に協力してくれるようになるのです。

成功は、ひとりで抱え込むと小さくなってしまいます。でも、みんなで分かち合えば、何倍にもふくらんで、クラス全体を明るく照らす光になります。

明日、学校でなにかいいことがあったら、ぜひまわりの友達の顔を見て、こう言ってみてください。

「みんなでやってよかったね!」

その一言が、あなたをクラスでいちばん信頼されるリーダーへと変えてくれるはずです。さあ、次はどんな成功を、みんなで分かち合いましょうか?

📖 『クラスでいちばん人気者になる!だれとでも仲よくなれる「好感度」の魔法50』
全 50 ページ中 43 ページ目

タイトルとURLをコピーしました