机の上はいつも整理しておく

📖 『「感じがいい人」になれる!クラスで好かれる50の魔法のルール』
ー 第3章:クラスで信頼される「自分を整える」習慣 ー
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机の上はいつも整理しておく
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机の上はいつも整理しておく

朝、教室に入って自分の席につくとき、となりの席の友達の机が目に入ることがありますよね。教科書やノートがきれいに重ねられていて、筆箱がピシッと置かれている机。それとは反対に、前の時間のプリントがくしゃくしゃのまま押し込まれていて、鉛筆や消しゴムが転がり落ちそうな机。もし、あなたが友達に「宿題のプリント、どこだっけ?」と聞かれたとき、どちらの机の友達なら「この人に聞けば、すぐに分かりそうだな」と安心できるでしょうか。

実は、机の上をきれいに整えておくことは、たんに「見た目が美しい」というだけではありません。クラスの友達や先生から「この人はしっかりしていて、信じられるな」という、大きな信頼(しんらい)をゲットするための、とても強力な魔法なのです。今回は、なぜ机の上をきれいにすることが、あなたの「感じのよさ」につながるのか、そのヒミツを解き明かしていきましょう!

行動学でわかった!「机の乱れは、心の乱れ」のヒミツ

ここで少し、大人の研究者が使っている「行動学(こうどうがく)」という学問のお話をします。行動学とは、「人間がどうしてそういう行動をしてしまうのか」を観察して、心と体のつながりを調べるお勉強のことです。

行動学の研究によると、人間の脳みそは、目に入る情報(じょうほう)が多ければ多いほど、勝手にエネルギーを使って疲れてしまうことが分かっています。つまり、机の上が散らかっていると、あなたの脳みそは、授業を聞きながらも、同時にこんなことを考えて忙しくなっているのです。

  • 「あ、あのプリントのすき間に、昨日なくした消しゴムのカバーが見えるな……」
  • 「鉛筆が転がりそうだから、手で押さえておかなきゃ」
  • 「次の授業の教科書、あのすき間に入るかな……」

これでは、先生の大切なお話や、友達の発表が頭に入ってこなくなってしまいますよね。集中力が切れて、イライラしやすくなったり、ボーッとしてしまったりするのも、実は机の上の散らかりが原因のことがあるのです。

反対に、机の上がすっきりしている人は、脳みそのエネルギーを「今やること」だけに100パーセント使うことができます。だから、先生の質問にすぐ答えられたり、友達が困っているときに「どうしたの?」とすぐに気づいて声をかけたりできるのです。周りの人から見ると、いつも落ち着いていて、優しくて、頼りになる「感じがいい人」に見えるのは、このためだったのですね。

統計学が教えてくれる!「片づけができる人」が信頼される理由

もうひとつ、おもしろい学問を紹介します。それは「統計学(とうけいがく)」です。統計学とは、たくさんのデータを集めて、どんなルールや傾向(けいこう)があるかを調べる学問です。

ある統計データによると、学校や仕事場で「いつも机の上が整理されている人」と「散らかっている人」を比べたとき、整理されている人の方が、周りの人から「約束を守る人」「仕事を安心して任せられる人」と評価される確率(かくりつ)が、なんと何倍も高いことが分かっています。

これは、小学生のクラスでもまったく同じです。ちょっと想像してみてください。

あなたがクラスの係活動(たとえば、配り係や生き物係など)で、だれかと一緒にペアを組むことになりました。そのとき、次のどちらの友達と組みたいですか?

  • Aさん:机の上がいつもすっきりしていて、ノートや筆箱が使いやすそうに並んでいる。
  • Bさん:机の上がプリントの山で、引き出しからはみ出した赤白帽子がぶら下がっている。

きっと、多くの人が「Aさん!」と答えるはずです。統計学的に見ても、私たちは「自分の身の回りを整えられる人は、周りの人のことも大切にできる人だ」と、頭の中で自然に判断しているのです。

机の上がきれいなだけで、「この人と一緒に係の仕事をしたら、楽しく、ちゃんとうまくいきそうだな」という安心感を、言葉を使わずに周りに伝えることができるのです。これって、ものすごい得だと思いませんか?

明日からできる!机の上を「魔法のすっきりスペース」にする3つのステップ

「でも、片づけってなんだか面倒くさいな……」と思ったあなたも大丈夫! 難しいことは何もありません。明日から学校で、ゲーム感覚でできる「3つのステップ」を紹介します。これを試すだけで、あなたの机はいつもピカピカ、クラスでの人気も急上昇しますよ!

ステップ1:机の上の「お留守(るす)番ルール」を決める

授業中、あなたの机の上には何がのっていますか? 教科書、ノート、筆箱、下敷き……。では、今使っていないものはどうでしょう?

机の上をいつもすっきりさせるための鉄則は、「今使っているものだけをのせる」です。漢字のドリルをやっているときは、算数の教科書は机の中へ。図工の時間を待っている絵の具セットは、足元やロッカーへ。机の上に残していいのは、今この瞬間に必要なものだけにします。

休み時間になるときは、次の授業の準備(じゅんび)をして、机の真ん中にノートと教科書を重ねて置いておきましょう。筆箱はその上にピシッと並べます。これを「お留守番ルール」と呼びます。あなたが席を離れている間も、机の上がお行儀よくお留守番をしてくれているようで、見た目にもとても気持ちがいいですよ。

ステップ2:お道具箱は「おうち」と同じ。住所を決めよう

机の引き出しやお道具箱の中がぐちゃぐちゃだと、せっかく机の上をきれいにしても、すぐにまた散らかってしまいます。そこで、お道具箱の中のものに「住所(じゅうしょ)」を作ってあげましょう。

  • ハサミと、のりと、セロハンテープは、右側の手前の部屋。
  • 色鉛筆やクーピーは、左側の奥の部屋。
  • 予備の消しゴムや鉛筆削りは、小さな空き箱の部屋。

このように、どこに何を置くかを決めておきます。使い終わったら、必ずその「住所」に帰してあげるだけ。迷子(まいご)になる道具がなくなれば、「あれ? ハサミどこにやったっけ?」と授業中にガサゴソ探す時間もゼロになります。友達に「ハサミ貸して!」と言われたときも、「はい、どうぞ!」と1秒で貸してあげられるので、とてもスマートで感じがいいですよね。

ステップ3:プリントは「すぐファイリング」の術

机の上が汚くなってしまう一番の犯人は、先生から配られるたくさんの「プリント」です。「あとで片づけよう」と机の中に突っ込んだプリントは、二度ときれいな姿(すがた)では戻ってきません。角が折れ曲がり、ぐしゃぐしゃになって、いつの間にか宿題のプリントが消えてしまう……なんて悲劇(ひげき)は避けたいですよね。

そこで、プリントが配られたら「その場ですぐにファイルに挟む」というルールを自分にプレゼントしてください。ファイルは、連絡用、宿題用、テスト用など、分かりやすく分けておくと便利です。
「配られたら、すぐにファイルへ!」これを呪文(じゅもん)のように唱えて、5秒でやってみましょう。これだけで、あなたの机から「プリントの雪崩(なだれ)」が起きることは一生なくなります。

係の仕事や家のお手伝いでも大活躍!

この「自分を整える習慣」が身につくと、学校生活のいろいろな場面で、驚くほど良い変化が起こり始めます。

たとえば、あなたが給食係や配り係になったとき。自分の机がきれいに整っている人は、配るプリントや給食のトレイも、とても丁寧に扱うことができます。周りの友達は、その丁寧な手の動きを見て「あ、この人はみんなのことを大切に考えてくれているんだな」と感じるのです。

また、おうちでもこの魔法は使えます。自分の勉強机をきれいにしたり、リビングのテーブルの上を片づけたりするお手伝いをしてみてください。おうちの人は、あなたの整った机や部屋を見て、「最近、なんだかお兄さん(お姉さん)らしくなって、頼もしいな」と、とても嬉しくなるはずです。あなたのことを一人の「自立したかっこいい人」として認めてくれるようになりますよ。

「感じがいい人」への第一歩を、今すぐ始めよう!

机の上を整えることは、だれにでも、今この瞬間から始められる「一番簡単な魔法」です。特別な才能も、難しいお勉強も必要ありません。ただ、自分の身の回りを少しだけ愛して、整えてあげるだけでいいのです。

明日、学校に行ったら、まずは自分の机の上をじっと見つめてみてください。そして、いらないプリントを1枚、ゴミ箱に捨てることから始めてみましょう。すっきりとした机に向かうと、なんだか背筋がピンと伸びて、新しい1日がワクワクしたものに変わるのを感じるはずです。

あなたの机がピカピカに輝くとき、クラスの誰もが、あなたのことを「なんだか素敵で、信頼できる人だな」と、あたたかい目で見つめるようになりますよ。さあ、明日からさっそく、学校の机の上でこの魔法を試してみてくださいね!

📖 『「感じがいい人」になれる!クラスで好かれる50の魔法のルール』
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