苦手な子に対しても公平に接する

📖 『「感じがいい人」になれる!クラスで好かれる50の魔法のルール』
ー 第4章:チームで協力し合う「みんなと仲良くする」習慣 ー
\ 毎日がもっと楽しくなる、すべての小学生へ贈るヒント /
苦手な子に対しても公平に接する
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苦手な子に対しても公平に接する

ねえ、みんなのクラスには、ちょっとだけ「苦手だなぁ」って思う子、いませんか?
「あの言い方がイヤだな」「なんとなく話が合わないな」「いつも自分勝手な行動をするから、あんまり関わりたくないな」…そんなふうに感じる子は、きっと誰にでもいるはずです。それは、ごくごく自然な気持ちですよ。

でもね、そんな「苦手な子」に対しても、実は「公平に接する」ことが、あなたのクラス生活を最高に楽しくする、とっておきの魔法なんです。
「えー、苦手な子にまで?」って思った人もいるかもしれませんね。でも、この魔法を使えば、クラスのみんながもっと協力し合えるようになって、結果的にあなた自身も、すごく過ごしやすくなるんですよ。

どうして公平に接することが大切なのか、そして具体的にどうすればいいのか、これから一緒に考えていきましょう!

「自分だけ得しよう」は、結局みんな損しちゃう?

ちょっと考えてみてください。
もし、クラスのみんなが「自分と仲良しな子」だけに優しくして、「苦手な子」には冷たくしたり、無視したりしたら、どうなると思いますか?

たとえば、ドッジボールのチーム分けで、いつも足が遅い子やボールをうまく投げられない子が、最後まで残されて、いやな気持ちになっているとします。その子がチームに入っても、誰もボールを回してくれなかったら、その子は「もうドッジボールやりたくないな」って思っちゃいますよね。
そうすると、だんだんクラスの人数が減って、ドッジボールができる時間が短くなったり、チームの作戦がうまくいかなくなったりして、結局みんなが楽しく遊べなくなっちゃいます。

また、グループ学習の時も同じです。もし、苦手な子が同じグループになったとして、その子の意見を誰も聞いてくれなかったり、話し合いに参加させてもらえなかったりしたらどうでしょう? その子は、グループの活動にやる気をなくしてしまうかもしれません。そうすると、グループの発表の準備が遅れたり、良いアイデアが出なかったりして、グループ全体の評価が下がってしまうかもしれませんよね。

これは、ちょっと難しい言葉で言うと「ゲーム理論(ゲームりろん)」という考え方に近いんです。
「ゲーム理論」は、「みんなが協力し合えば、一人ひとりが一番得をするけれど、自分だけが得をしようとすると、結局みんなが損をしてしまうよ」ということを教えてくれます。
つまり、苦手な子を仲間はずれにしたり、無視したりして、自分たちだけが得をしようとすると、結局はクラス全体がバラバラになって、みんなが過ごしにくい場所になってしまう、ということなんです。
逆に、苦手な子にも公平に接して、みんなで協力し合えば、クラス全体がもっと楽しく、もっと過ごしやすい場所になって、結果的にあなた自身も、たくさんの良い経験ができるようになります。

クラスは「みんなでつくる」場所!

次に、クラスがどんな場所なのかを考えてみましょう。
クラスは、ただたくさんの人が集まっているだけではありません。みんなで協力して、色々な活動をする「チーム」のようなものです。
たとえば、給食当番、掃除当番、係活動、運動会や発表会の準備など、たくさんのことをみんなで力を合わせて行いますよね。

この「みんなで協力し合うチーム」がうまくいくためには、どんなことが大切だと思いますか?
それは、「みんなが同じルールを守ること」と、「一人ひとりが自分の役割をきちんと果たすこと」です。
これは「組織社会学(そしきしゃかいがく)」という考え方で、クラスのようにたくさんの人が集まって活動する場所が、どうすればもっと良くなるかを研究する学問なんです。

もし、給食当番なのに、苦手な子だからといって「あの子にはお皿を配らせない」とか、「自分は配膳するけど、苦手な子には手伝わせない」なんてことが起きたらどうでしょう?
きっと、給食の時間が遅くなったり、配膳がうまくいかなかったりして、みんなが困ってしまいますよね。
また、掃除当番で、苦手な子がサボってばかりいると、他の子が代わりにやらなければならなくなって、不公平だと感じてしまいます。

このように、クラスというチームの中で、誰か一人でもルールを守らなかったり、自分の役割を果たさなかったりすると、みんなが気持ちよく過ごせなくなってしまいます。
だからこそ、どんな子に対しても、同じようにルールを守り、同じように役割を分担して、公平に接することが大切なんです。
そうすることで、クラス全体に「みんなで協力し合おう」という気持ちが生まれて、もっともっと素敵な場所に変わっていくんですよ。

苦手な子と接するときの魔法のルール

では、具体的にどうすれば、苦手な子にも公平に接することができるのでしょうか?
いきなり「仲良くなろう!」と思うのは難しいかもしれません。でも、大丈夫。ちょっとした心がけでできる、魔法のルールが5つあります。

ルール1:あいさつはどんな子にもする!

朝、学校に着いた時や、廊下ですれちがった時、どんな子にも「おはよう!」「こんにちは!」って、元気よくあいさつをしてみましょう。
「苦手な子だから、目を合わせたくないな…」って思う気持ちも分かります。でも、あいさつは、相手とあなたの間に、小さな橋をかけるようなものです。
たとえ相手が何も返してくれなくても、あなたが先に明るくあいさつすることで、相手は「あ、自分もクラスの一員なんだな」って、少しだけ安心するかもしれません。
この小さな一歩が、心の壁をなくす、大きなきっかけになることだってあるんですよ。
あいさつは、相手に「あなたのことを認めているよ」というメッセージを伝える、一番簡単な方法なんです。

ルール2:係の仕事やグループ活動では、役割をハッキリさせる!

給食当番や掃除当番、係の活動、グループ学習など、みんなで何かをする時には、「誰が何をやるか」を、最初にハッキリと決めることが大切です。
たとえば、給食当番なら「〇〇さんはお皿を配る係、△△さんはご飯をよそう係、□□さんは牛乳を配る係」のように、具体的に決めます。
苦手な子がいるグループだと、「どうせあの人はやらないだろうな」とか「私ばっかり大変だ」って思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、最初に役割をハッキリと決めておけば、みんなが「自分の仕事」に集中できます。
もし、苦手な子が自分の役割をやらなかったら、その時に「〇〇さんの係はこれだよ」って、冷静に伝えてみましょう。
役割を明確にすることで、みんなが公平に働くことができて、不公平感がなくなり、協力しやすくなります。これは、チームがうまくいくための大切なルールなんです。

ルール3:意見がちがっても、まずは最後まで聞く!

クラスの話し合いや、遊びのルールを決める時など、みんなで意見を出し合う場面はたくさんありますよね。
もし、苦手な子が自分とちがう意見を言ったとしても、途中で口をはさんだり、「そんなの変だよ!」と否定したりせずに、まずは最後までしっかりと聞いてみましょう。
「あー、そういう考え方もあるんだな」って、相手の意見を一度受け止める気持ちが大切です。
たとえ納得できなくても、相手の意見を最後まで聞くことで、「あなたの意見も大切にしているよ」という気持ちが伝わります。
そうすることで、相手もあなたの意見を聞いてくれるようになるかもしれません。
自分とちがう意見も、新しい発見や、もっと良いアイデアにつながるヒントになることだってあるんですよ。感情的にならず、冷静に聞く練習をしてみましょう。

ルール4:困っている子がいたら、まずは「大丈夫?」と声をかける!

もし、クラスの中で誰かが困っている姿を見かけたら、それがたとえ苦手な子だったとしても、まずは「大丈夫?」って声をかけてみましょう。
たとえば、忘れ物をして困っている子、転んで泣いている子、発表でうまく話せなくて困っている子など、色々な場面があると思います。
「何か手伝えることある?」と聞くだけでも、相手は「自分を気にかけてくれているんだな」と感じて、ホッとするはずです。
もちろん、無理に助ける必要はありません。でも、声をかけるという行動は、クラス全体の「助け合いの気持ち」を育てることにつながります。
「困った時はお互い様」という気持ちがクラスに広がれば、いつかあなたが困った時に、誰かが助けてくれるかもしれません。みんなで支え合うクラスは、とっても強いんですよ。

ルール5:ちょっとしたことでも「ありがとう」を言う!

誰かに何かをしてもらったら、それがどんなに小さなことでも、すぐに「ありがとう!」と伝えてみましょう。
たとえば、消しゴムを貸してくれた時、ドアを開けてくれた時、落とし物を拾ってくれた時など、日常の中には「ありがとう」を言うチャンスがたくさんあります。
「苦手な子だから、お礼なんて言いたくないな」と思うこともあるかもしれません。でも、感謝の気持ちを伝えることは、相手との心の距離を縮める、一番の魔法なんです。
「ありがとう」と言われた相手は、「自分の行動が誰かの役に立ったんだな」と感じて、嬉しい気持ちになります。そして、「また何かしてあげようかな」という気持ちが生まれることもあります。
この「ありがとう」の積み重ねが、苦手な子との関係を少しずつ良い方向に変えていく、大切な土台になるんですよ。

公平に接すると、自分にも良いことが返ってくる!

ここまで、苦手な子にも公平に接することの大切さと、具体的な魔法のルールを説明してきました。
「でも、やっぱり苦手な子と関わるのは大変そう…」と感じた人もいるかもしれませんね。

でも、安心してください。あなたがこれらの魔法のルールを使って、苦手な子にも公平に接するようになると、実はあなた自身にも、たくさんの良いことが返ってくるんです。

  • みんなから「感じがいい人」って思われる!
    誰にでも優しく、公平に接するあなたの姿は、周りのみんながちゃんと見ています。「あの人は誰にでも優しいから、きっと良い人だね」って、クラスのみんなから信頼されるようになります。
  • 困った時に助けてもらえる!
    あなたが普段からみんなに公平に接していると、もしあなたが困った時や、何か助けが必要な時に、たくさんの人が「あの人なら助けてあげたい」と思って、手を差し伸べてくれるようになります。
  • クラスがもっと楽しくなる!
    クラスの中に「苦手な子」がいても、みんなが公平に接することで、クラス全体がギスギスすることなく、穏やかで優しい雰囲気になります。そうすると、クラスの活動もスムーズに進むし、みんなが笑顔で過ごせる時間が増えて、毎日がもっと楽しくなりますよ!

「苦手な子」と「仲良し」になることは、必ずしも必要ではありません。でも、「公平に接する」ことは、あなた自身の心を強くし、クラス全体を明るくする、本当に素晴らしい魔法なんです。
今日から、この魔法をぜひ使ってみてください。きっと、あなたの周りの世界が、もっとキラキラ輝き始めますよ!

📖 『「感じがいい人」になれる!クラスで好かれる50の魔法のルール』
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