相手が謝ってきたらすぐに許してあげる

📖 『クラスのみんなと仲良く過ごすための「敵をつくらない」10の魔法』
ー 第9章:失敗しても大丈夫、謝り方のコツ ー
\ 毎日がもっと楽しくなる、すべての小学生へ贈るヒント /
相手が謝ってきたらすぐに許してあげる
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相手が謝ってきたらすぐに許してあげる

ねえ、キミは、友達が何か失敗して「ごめんね」って謝ってきたとき、どうしてる?

すぐに「うん、いいよ!」って言えるかな?

それとも、ちょっとムッとしちゃって、「もうちょっと謝らせてやろうかな」なんて思っちゃうこともある?

実はね、相手が謝ってきたときに、すぐに「いいよ」って許してあげること。これは、クラスのみんなと仲良く過ごすための、とっておきの「魔法」なんだ。

この魔法を使えるようになると、キミの周りには、いつも笑顔がいっぱいの、とっても素敵な人間関係が生まれるよ。

どうして「すぐに許す」のが魔法なの?

「え? 謝ってきたらすぐに許すって、なんか損した気分にならない?」

そう思ったキミは、正直で素晴らしい! でもね、実はこれ、全然損じゃないんだ。むしろ、キミにとっても、相手にとっても、そしてクラスのみんなにとっても、最高にハッピーなことなんだよ。

どういうことか、ちょっとだけキミの「心」のお話を聞いてみてくれるかな?

心のモヤモヤを早く消す魔法

たとえば、友達がうっかりキミの新しい消しゴムを落として、ドロドロにしちゃったとするよね。

「ごめんね、わざとじゃないんだ!」って、相手が顔を真っ赤にして謝ってきたとき。

もしキミが「ふん、別に。もうちょっと反省しなよ」って、しばらく許さずにいたら、どうなると思う?

相手は「あぁ、許してもらえない…」って、ずっと心のモヤモヤを抱えたままだよね。そのモヤモヤは、まるで重い荷物みたいに、ずっと相手の心にのしかかってしまうんだ。

そして、キミも「まだ許してないしな」って、ちょっとイライラしたり、気まずい気持ちになったりするよね。キミの心にも、小さなモヤモヤが残っちゃう。

でも、もしキミがすぐに「うん、いいよ! 次から気をつけてくれれば大丈夫だよ」って言ったらどうかな?

相手は「よかった! 許してもらえた!」って、ホッと胸をなでおろすよね。その瞬間、相手の心から重い荷物がスッと消えて、心が軽くなるんだ。これは心理学でいうと、悪いことをしてしまったという「心の不協和」が解消されて、安心感に包まれる状態なんだよ。

キミの心も「まあ、仕方ないか」って、すぐに気持ちを切り替えられる。怒りの気持ちを長く引きずらないから、キミの心もスッキリするんだ。

つまり、すぐに許すことは、相手の心とキミの心の両方から、モヤモヤという「心の重荷」を早く取り除いてあげる、とっても優しい魔法なんだ。この魔法を使えば、嫌な気持ちが長引かないから、すぐにまた仲良く笑い合えるようになるんだよ。

すぐに許すことの「3つのすごいメリット」

じゃあ、具体的にどんな良いことがあるのか、3つの魔法のメリットを見ていこう!

メリット1:友達関係がもっと良くなる魔法

キミがすぐに許してあげると、相手はキミのことを「心が広いな」「優しいな」って思ってくれるようになるよ。

* 相手がキミを信頼するようになる
* 「この子は、僕が失敗しても、ちゃんと許してくれるんだな」って、相手はキミに対して安心感を抱くようになる。すると、次から何か困ったことがあったときや、正直な気持ちを伝えたいときに、キミに相談したり、話したりしやすくなるんだ。
* たとえば、係の仕事で、友達がうっかり提出物を出し忘れて、みんなに迷惑をかけちゃったとするよね。友達が「ごめん、本当にごめん!」って謝ってきたときに、キミが「うん、わかった。次からは気をつけてね。一緒に先生に謝りに行こうか?」ってすぐに許してあげたらどうかな? 友達は「なんて優しいんだ…!」って感激して、キミとの絆がグッと深まるはずだよ。

* 「この人には正直に話せる」と思ってもらえる
* 人間関係で一番大切なのは、お互いに信頼し合えることだよね。すぐに許すことで、相手は「キミになら、正直な自分を見せても大丈夫だ」と感じるようになる。これは、友達との関係を長く、そして深く続けていく上で、とっても大切なことなんだ。

メリット2:キミの心がスッキリする魔法

誰かにイライラしたり、怒りの気持ちを抱えたりするのって、とっても疲れることだよね。心の中にずっと重い石を抱えているようなものなんだ。

* ネガティブな気持ちから解放される
* すぐに許すことは、その重い石をサッと手放すことと同じ。怒りや不満の気持ちを長く引きずらないで済むから、キミの心がいつも軽くて、ポジティブな気持ちでいられるようになるんだ。
* たとえば、休み時間に友達が遊びのルールを破って、キミが負けちゃったとするよね。友達が「ごめん、つい夢中になっちゃって…」って謝ってきたときに、キミが「いいよ! でも次はちゃんとルール守ってね」ってすぐに許してあげたら、どうなるかな? キミはすぐに気持ちを切り替えて、また別の楽しい遊びに集中できるよね。もし許さずにいたら、「あいつ、ずるい!」ってずっとイライラして、せっかくの休み時間が台無しになっちゃうかもしれない。

* ストレスが減って、もっと毎日が楽しくなる
* 心理学では、怒りや不満といったネガティブな感情を長く抱え続けることは、心や体に大きなストレスになると言われているんだ。すぐに許すことで、そのストレスを減らして、キミが毎日をもっと楽しく、笑顔で過ごせるようになるんだよ。

メリット3:クラスの雰囲気が良くなる魔法

キミがこの魔法を使えるようになると、それはキミと相手だけの話じゃなくなるんだ。クラス全体にも、良い影響が広がっていくよ。

* みんなが安心して過ごせるクラスに
* 「このクラスでは、もし失敗しても、みんなが許してくれる」って、クラスのみんなが感じられるようになる。すると、みんなが安心して、新しいことにチャレンジしたり、自分の意見を言ったりできるようになるんだ。
* たとえば、発表会で、誰かがセリフを間違えちゃったとするよね。もし、その子が謝ったときに、周りの子がすぐに「大丈夫だよ! よく頑張ったね!」って声をかけてあげたら、その子はどんな気持ちになると思う? 「次も頑張ろう!」って前向きな気持ちになれるよね。そして、それを見ていた他の子たちも、「失敗しても大丈夫なんだ」って安心できる。

* 小さなトラブルが大きなケンカに発展しにくくなる
* すぐに許す習慣がクラスに広がると、小さな意見の食い違いや、ちょっとしたアクシデントが、大きなケンカに発展しにくくなるんだ。みんなが「許し合う」ことを知っているから、トラブルが起きても、すぐに仲直りできる空気感が生まれるんだよ。

でも、「すぐに許す」って難しいときもあるよね?

「わかったけどさ、でも、本当に反省してるのかな? って疑っちゃうときもあるよ」

「いつも同じことばっかりする子には、すぐに許せないよ!」

うん、そうだよね。キミの気持ち、とってもよくわかるよ。すぐに許すことが難しいときだって、もちろんある。そんなときに、どう考えたらいいか、ヒントを教えるね。

ポイント1:相手の「ごめんね」を信じてみる勇気

相手が「ごめんね」って言ってきたとき、たとえそれがちょっと不器用な言い方だったとしても、まずはその言葉を信じてみよう。

相手も、謝るのには勇気がいるんだ。特に、いつもふざけている子が真剣に謝ってきたときなんかは、「本当かな?」って思っちゃうかもしれないけど、その「ごめんね」には、相手の「仲直りしたい」っていう気持ちが込められていることが多いんだよ。

「ごめんね」って言えたこと自体を、まず「すごいな」って思ってあげてほしいな。

ポイント2:自分の気持ちを伝える練習も大切

すぐに許すことと、「もう二度としないでね」って伝えることは、別のことなんだ。

もし、相手が同じ間違いを繰り返したり、キミが本当に嫌な気持ちになったりしたときは、きちんと自分の気持ちを伝えてもいいんだよ。

たとえば、

* 「うん、いいよ。でも、次はちゃんと並んで順番を守ってほしいな」
* 「許すけど、今度からは、人のものを勝手に使わないでね」

こんなふうに、「許す」という気持ちと、「次はこうしてほしい」というお願いをセットで伝える練習をしてみよう。

これは、相手に自分の気持ちを理解してもらいながら、関係を修復するための、とっても大切なコミュニケーションの練習なんだ。心理学では、これを「アサーティブ・コミュニケーション」と言って、自分の意見を相手を傷つけずに伝える方法として、大人も学ぶくらい大切なことなんだよ。

ポイント3:もし何度も同じことをされたら?

もし、相手が何度も何度も同じ間違いを繰り返して、キミが本当に困ってしまうようなら、それはもう「すぐに許す」だけでは解決できない問題かもしれない。

そんなときは、信頼できる先生や、おうちの人に相談してみることも大切だよ。

「敵を作らない」ことは、キミが我慢ばかりすることじゃない。自分を守ることも、時には必要だということを忘れないでね。

「すぐに許す」ための心の準備

さあ、明日からこの魔法を使ってみたくて、ワクワクしてきたかな?

最後に、この「すぐに許す魔法」を上手に使うための、心の準備をいくつか紹介するね。

準備1:深呼吸の魔法

カッとなったり、ムッとしたりしたときは、すぐに返事をしないで、まずはゆっくりと3回深呼吸をしてみよう。

息を吸って、吐いて…。

こうすることで、一瞬だけ冷静になる時間が生まれるんだ。その間に、「すぐに許す魔法」を使うチャンスを思い出してみてね。

準備2:相手の気持ちを想像する魔法

もし、自分が同じ失敗をしてしまったら、どんな気持ちになるかな?

謝っても、なかなか許してもらえなかったら、どんなに辛いだろう?

相手の立場になって考えてみることで、「許してあげよう」という優しい気持ちが湧いてくるはずだよ。これは「共感」という、人間関係を築く上でとっても大切な心の力なんだ。

準備3:「許す」という言葉の魔法

「うん、いいよ!」「大丈夫だよ!」

口に出して「許す」という言葉を言うことで、キミ自身の心も「もう怒ってないよ」って切り替えることができるんだ。言葉には、不思議な力があるんだよ。

準備4:「ありがとう」の魔法

相手が謝ってくれたら、「ごめんね」に対して「ありがとう」って言ってみるのも、とっても素敵なことなんだ。

「謝ってくれて、ありがとう」

相手は、自分の間違いを認めて、勇気を出して謝ってくれたんだよね。その勇気に感謝の気持ちを伝えることで、お互いの心がもっと温かくなるはずだよ。

どうかな?

「すぐに許す」って、一見すると簡単なことのように思えるけど、実は、キミの心も、相手の心も、そしてクラスのみんなの心も、明るくする、とってもパワフルな魔法なんだ。

明日から、この魔法を少しずつ使ってみよう。きっと、キミの周りの世界が、もっともっと輝き始めるはずだよ!

📖 『クラスのみんなと仲良く過ごすための「敵をつくらない」10の魔法』
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