グループ作業では自分の役割を積極的に引き受ける

📖 『「感じがいい人」になれる!クラスで好かれる50の魔法のルール』
ー 第4章:チームで協力し合う「みんなと仲良くする」習慣 ー
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グループ作業では自分の役割を積極的に引き受ける
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グループ作業では自分の役割を積極的に引き受ける

みんなは、クラスでグループ作業をするとき、どんな気持ちになりますか?

たとえば、

* クラスの発表準備で、グループごとに調べたことをまとめるとき。
* 係活動で、みんなで協力してポスターを作ったり、イベントを企画したりするとき。
* 運動会や学芸会で、自分たちの役割を分担して準備を進めるとき。

一人でやるよりも、みんなで力を合わせるグループ作業は、なんだかワクワクしますよね! 友だちと相談しながら進めるのは、とっても楽しい時間です。

でも、ときどき「あれ?」って思うこともありませんか?

「この役割、誰もやりたがらないな…」
「私ばっかり頑張ってる気がする…」
「結局、誰が何をするのか、よくわからないまま終わっちゃった…」

こんなふうに感じたことがある人もいるかもしれません。

でもね、「感じがいい人」は、グループ作業のとき、みんなが「この子と一緒だと、すごくスムーズに進むな!」って感じるような、特別な魔法を使っているんですよ。

その魔法とは、「自分の役割を積極的にひきうける」ことです。

グループ作業で「役割」って、とっても大事!

グループ作業がうまくいくかどうかは、「みんながそれぞれの役割をしっかり果たすこと」にかかっています。

想像してみてください。

給食当番で、配膳係の子たちがテキパキと準備して、盛り付け係の子たちが丁寧に盛り付けて、配る係の子たちが笑顔で運んでくれる。みんなが自分の役割をきちんとこなすから、時間通りに、おいしい給食が食べられますよね。

もし、配膳係の子がぼーっとしていたり、盛り付け係の子が「めんどくさいなー」って手を抜いたりしたらどうなるでしょう?

きっと、給食の時間が遅れてしまったり、料理がぐちゃぐちゃになったりして、みんなが困ってしまいますよね。

「何もしない子」と「積極的に動く子」のちがい

クラスのグループ作業でも、これとまったく同じことが起こります。

* 「何もしない子」:役割分担のときに、なかなか手を挙げない。誰かが決めてくれるのを待っている。自分の仕事が終わっても、他の人を手伝おうとしない。
* 「積極的に動く子」:自分から「これ、私がやってみたい!」と手を挙げる。自分の役割を責任をもって最後までやり遂げる。他の人が困っていたら、「何か手伝えることある?」と声をかける。

さて、みんなはどちらの子に「感じがいいな」「一緒に作業したいな」と思いますか?

もちろん、「積極的に動く子」ですよね!

自分の役割をひきうけて、一生懸命がんばる姿は、周りのみんなに「信頼できるな」「頼りになるな」という良い印象を与えます。そして、そういう子がたくさんいるグループは、いつも楽しくて、最高の成果を出すことができるんです。

なぜ、みんなで協力すると「うまくいく」んだろう?

「みんなで協力すると、一人でやるよりもすごい力が生まれる」って、不思議だと思いませんか?

これは、「ゲーム理論」という、ちょっとむずかしい学問で研究されている考え方なんですけど、簡単に言うと、「みんなが少しずつ協力すると、全員にとって一番良い結果になるよ!」っていうことです。

たとえば、クラス対抗の綱引きを考えてみましょう。

もし、みんなが「自分一人くらい力を抜いても大丈夫だろう」と思って、あまり頑張らなかったらどうなるでしょう? 相手のチームに、あっという間に負けてしまいますよね。

でも、もしみんなが「自分の力を全部出して、綱を引っ張ろう!」って頑張ったらどうですか? 一人ひとりの力は小さくても、それが集まると、とてつもない大きな力になって、きっと勝つことができます。そして、勝った時は、みんなで「やったー!」って喜びを分かち合えますよね。

自分だけ楽をしようとすると、結局みんなが困る

逆に、こんなこともあります。

クラスで、みんなで使う道具の整理整頓をすることになりました。
「誰か、このハサミを元の場所に戻してくれる?」
Aくんは「Bさんがやるだろう」と思い、Bくんは「Cさんがやるだろう」と思いました。Cくんは「どうせ誰かがやるだろう」と思って、見て見ぬふりをしました。

結果はどうなるでしょう?

結局、誰もハサミを元の場所に戻さず、次に使いたい人が困ってしまいますよね。
これは、「自分だけ楽をしよう」という気持ちが、巡り巡って、みんなを困らせてしまうという例です。

ゲーム理論では、「みんなが協力し合うと、全員がハッピーになれる。でも、自分だけ得をしようとすると、結局みんなが損をしてしまう」ということを教えてくれます。

だから、グループ作業では、「自分もチームの一員として、できることを精一杯やろう!」という気持ちを持つことが、とっても大切なんです。

「役割」を積極的にひきうける魔法のコツ

じゃあ、グループの中で、どうしたら自分の役割を積極的にひきうけて、みんなから「感じがいい人」って思われるようになるんでしょうか?

ここで役に立つのが、「組織社会学」という、これまたちょっとむずかしい学問の考え方です。でも、安心してください。これも、みんなの学校生活に当てはめて、わかりやすく説明しますね。

「組織」というのは、「みんなの集まり」のことです。クラスも、グループも、一つの「組織」です。この「組織」がうまく動くためには、いくつかのコツがあるんですよ。

コツ1:自分の「得意なこと」を見つける

まずは、自分がどんなことが得意か、考えてみましょう。

* 絵を描くのが得意なら、ポスターや発表資料のイラスト係。
* 話すのが得意なら、発表係や、グループの意見をまとめる係。
* 細かい作業が得意なら、資料の文字をきれいに書く係や、集めた情報を整理する係。
* みんなをまとめるのが得意なら、リーダー係。

自分の得意なことを活かせる役割を見つけたら、「これ、私がやってみたい!」と、積極的に手を挙げてみましょう。得意なことだから、楽しく取り組めるし、きっと良い結果を出すことができます。

コツ2:苦手なことでも、まずは「やってみようかな?」の勇気

もちろん、いつも得意な役割ばかりできるわけではありません。ときには、ちょっと苦手だな、と思う役割が回ってくることもあるでしょう。

そんなときでも、すぐに「できません!」とあきらめるのではなく、「やってみようかな?」「手伝ってみようかな?」と、少しだけ勇気を出してみてください。

たとえば、発表が苦手でも、「台本を読む係ならできるかも」とか、「発表する人に、資料を渡す係ならできるかも」とか、自分にできる小さな役割を探してみるんです。

新しいことに挑戦すると、新しい発見があったり、苦手だと思っていたことが、実はそうでもなかったと気づいたりすることもあります。そして、「苦手なのに、頑張ってやってるな」と、周りのみんなは、あなたの努力をちゃんと見てくれていますよ。

コツ3:「誰が何をやるか」をはっきりさせる

グループ作業で一番困るのは、「結局、誰が何をやるのか、よくわからない」という状況です。

「みんなでやればいいか」と思っていると、誰も動かずに時間が過ぎてしまったり、逆に何人もの人が同じことをしてしまったりすることがあります。これを組織社会学では、「責任の拡散」と言います。つまり、「誰かの責任」が「みんなの責任」になって、結果的に「誰も責任を取らない」状態になってしまうんです。

そうならないためには、「役割をはっきりさせる」ことがとっても大切です。

* 「この絵は、Aさんが描くね」
* 「この文章は、Bさんが書くね」
* 「資料集めは、CさんとDさんでお願いね」

こんなふうに、「誰が、何を、いつまでにやるのか」を具体的に決めると、みんなが自分の仕事に集中できるようになります。

話し合いのときに、「じゃあ、この部分は私が担当するね!」と、自分から役割を宣言するのも、とても良いことです。周りのみんなも「ありがとう!」と、きっと感謝してくれますよ。

具体的な「魔法のルール」実践編

さあ、ここからは、明日からすぐに使える、具体的な「魔法のルール」を5つ紹介します!

魔法のルール1:まずは「何ができるかな?」と考えてみる

グループ作業が始まるとき、すぐに「何すればいい?」と聞くのではなく、まずは自分の中で「これならできそう」「これをやってみたい」ということをいくつか考えてみましょう。

たとえば、
「発表の台本、文章を書くのは得意だから、私が担当できるかも」
「絵を描くのが好きだから、ポスターのイラスト係はどうかな?」
「みんなの意見をまとめるのが得意だから、書記係をやってみようかな?」

こうやって、自分からアイデアを出すことで、話し合いがスムーズに進みます。

魔法のルール2:話し合いでは「やってみたい!」と手を挙げる

役割分担の話し合いになったら、「これ、私がやってみたいです!」と、元気よく手を挙げてみましょう。

もし、他の子も同じ役割をやりたがっていたら、みんなで話し合って決めればいいんです。大切なのは、「自分はグループのために貢献したい」という気持ちを伝えることです。その気持ちが、周りのみんなに「感じがいいな」という印象を与えます。

魔法のルール3:もし役割が決まらなくても「手伝うよ!」と声をかける

もし、やりたい役割がすぐに決まらなかったり、役割が余ってしまったりしたときは、「何か手伝えることある?」「〇〇さん、ポスター描くの得意だから、私が文字書くの手伝おうか?」と、周りの人に声をかけてみましょう。

誰かが困っているときに、自分から助け舟を出すことができる人は、とっても信頼されます。そして、誰かを助けることは、自分自身の気持ちも温かくしてくれますよ。

魔法のルール4:自分の役割を最後まで責任をもってやり遂げる

一度ひきうけた役割は、最後まで責任をもってやり遂げましょう。

途中で「やっぱり無理かも…」と感じたら、一人で抱え込まずに、「ここがわからないんだけど、どうしたらいいかな?」と、グループのメンバーや先生に相談してください。相談することは、決して悪いことではありません。むしろ、困ったときに助けを求めることも、大切な協力の一つです。

そして、自分の役割を最後までやり遂げたときは、きっと「やったぞ!」という、最高の達成感を感じられるはずです。周りのみんなも、あなたの頑張りを認めてくれるでしょう。

魔法のルール5:「ありがとう」を忘れずに伝える

自分の役割を終えたら、協力してくれたみんなに、感謝の気持ちを伝えましょう。

「〇〇さんが手伝ってくれたおかげで、早く終わったよ!ありがとう!」
「みんなで協力したから、こんなに素敵な発表資料ができたね!ありがとう!」

「ありがとう」という言葉は、魔法の言葉です。感謝の気持ちを伝えることで、グループの仲はもっと深まり、次の協力にもつながっていきます。

役割を果たすことで生まれる「最高のチーム」

みんなが自分の役割をしっかりと果たし、困っている人がいたら助け合い、そして感謝の気持ちを伝え合う。

そんなグループは、きっと最高のチームになれるはずです。

「感じがいい人」は、ただ優しいだけじゃありません。自分の役割を積極的にひきうけて、みんなを助け、チーム全体を良い方向に導くことができる人なんです。

そうすることで、あなたはクラスのみんなから信頼され、頼られる存在になります。そして、どんなグループ作業も、きっと楽しく、そして素晴らしい結果を出すことができるでしょう。

さあ、明日、もしグループ作業があったら、まず「何ができるかな?」って考えてみてくださいね!

📖 『「感じがいい人」になれる!クラスで好かれる50の魔法のルール』
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