失敗しても「次はこうしよう」と切り替える
テストでうっかり計算ミスをしてしまった。ドッジボールでパスを落としてしまった。係の仕事で、先生に注意されてしまった……。
そんなとき、あなたはどう思いますか?
「あーあ、自分ってなんてダメなんだろう」「もう、やる気がなくなった」と、落ち込んでしまうことはありませんか。実は、その気持ち、とってもよくわかります。でもね、クラスでいつもニコニコしていて、みんなから愛される「人気者」たちは、失敗したときの考え方が、あなたとはちょっとだけちがうんです。
彼らは失敗を「自分という人間がダメな証拠」とは考えません。失敗を「成長するためのヒント」だと考えているのです。
脳は「失敗」を「宝物」に変えられる
脳科学の世界では、失敗をしたときに脳の中でとても面白いことが起きると言われています。実は、脳は「成功したとき」よりも「失敗したとき」のほうが、ぐぐっと大きく成長する準備を始めるんです。
あなたが何かを失敗して「あちゃー、やっちゃった!」と思ったとき、脳はフル回転して「どうして失敗したんだろう?」「次はどうすればいいかな?」と答えを探し始めます。このとき、脳の中の神経が新しくつながり、あなたは前よりも少しだけ「賢い自分」にアップデートされているのです。
だから、失敗を怖がる必要はありません。失敗は、あなたがレベルアップするための「経験値」という名の宝物なんですよ。
「次はこうしよう」の魔法の言葉
心理学には「成長マインドセット」という考え方があります。これは、「自分の能力は、練習や工夫次第でいくらでも伸ばせる」と信じる心のことです。人気者になれる子は、みんなこの心を持っています。
でも、落ち込んでいるときに急に前向きになるのはむずかしいですよね。そんなときは、魔法の言葉を使ってみましょう。
- 「次はこうしよう!」
- 「このやり方はちがったから、別の方法を試してみよう」
- 「今回失敗したおかげで、弱点が見つかってラッキー!」
この言葉を口に出すだけで、脳のスイッチが「落ち込みモード」から「作戦会議モード」に切り替わります。
学校生活で使える「切り替え」の具体例
では、明日から学校で使える「切り替えテクニック」をいくつか紹介しますね。どれか一つでもいいので、試してみてください。
1. テストや宿題でミスをしたとき
「自分はバカだ」と考えるのはストップ! その代わりに、「どこがわからなかったのか」だけを確認しましょう。「計算の順番をまちがえたんだな。次は式を立てるときに、先に印をつけよう」と、具体的な「次の作戦」をノートの隅に書いてみてください。これだけで、次のテストの点数は必ず上がります。
2. 友達との会話で空気を読んでしまったとき
「あんなこと言わなきゃよかった」と後悔したときは、「次はこうしよう」の出番です。「次は、相手が話しているときは最後まで聞くようにしよう」「もしまた同じ場面になったら、笑顔で『なるほどね』って言ってみよう」と決めましょう。失敗を反省材料にして「次」の準備をする人は、周りから「この子は失敗してもすぐに立ち直る、かっこいい人だな」と信頼されるようになります。
3. 係の仕事や給食当番で失敗したとき
みんなの前で失敗すると、恥ずかしいですよね。でも、そんなときこそチャンスです。「すみません、次は気をつけます!」と明るく言える人は、クラスのみんなから「素直でかわいい人だな」「がんばっているんだな」と好感を持たれます。隠そうとせず、堂々と「次はこうする!」と宣言することで、あなたの周りには応援してくれる友達が集まってきます。
失敗のあとの「自分への言葉かけ」を変える
最後に、一番大切なことをお伝えします。失敗したあと、自分自身にどんな言葉をかけていますか?
「なんでできないの!」と自分を責めていませんか? もし、大好きな親友が同じ失敗をしたら、あなたはなんて声をかけますか? きっと「大丈夫だよ、次はこうすればうまくいくよ!」と励ましてあげますよね。
そのやさしい言葉を、自分自身にもかけてあげてください。自分を一番に応援してあげられるのは、自分自身です。
失敗を「自分を責める材料」にするのではなく、「自分を成長させるための材料」にしてください。そうやって、失敗するたびに「次はこうしよう」と小さな作戦を立てていくことで、あなたはどんどん魅力的な人になっていきます。
明日の学校で、もし何か失敗しても大丈夫。それは、あなたが昨日よりも一歩前に進んだ証拠です。胸を張って「次はこうしよう!」とつぶやいてみてくださいね。その瞬間、あなたはもう、クラスの誰よりも素敵な「人気者」への階段をのぼり始めているのですから。