「おはよう」は相手の目を見て言う
「おはよう!」
きみは毎日、どんな気持ちでこの言葉を言っていますか?
もしかして、下を向いたまま、小さな声で言っていませんか?
それとも、友達と話しながら、チラッとだけ見て言っていませんか?
じつは、「おはよう」というたった一言のあいさつに、クラスでいちばん好かれる子になるための、とっておきの秘密がかくされているんです。
「おはよう」は、ただのあいさつじゃない!
「おはよう」って、ただ「朝だよ!」って伝えるだけの言葉だと思っていませんか?
ちがうんです!
「おはよう」は、相手の心に「元気のスイッチ」を入れる、魔法の言葉なんです。
想像してみてください。
朝、学校のげんかんで、大好きな友達がにこにこ笑顔でこっちを見て、「おはよう!」って言ってくれたら、どんな気持ちになりますか?
きっと、心の中がパッと明るくなって、「よし、今日も一日がんばるぞ!」って、わくわくした気持ちになりますよね。
これが、「おはよう」の本当の力なんです。
わたしたちが言葉を使うとき、その言葉そのものの意味だけじゃなく、どんな気持ちで、どんな顔で、どんな声で言うかによって、相手に伝わる気持ちがぜんぜんちがってくるんです。
むずかしい言葉で言うと、「ごようろん」っていう考え方なんだけど、かんたんに言うと、「言葉のうらにかくされた気持ち」を読みとるってこと。
たとえば、
「ありがとう」って言葉も、
「あ、りがとう…(ボソボソ)」って言うのと、
「ありがとう!(にこにこ)」って言うのとでは、
相手に伝わる「感謝の気持ち」が、まるでちがいますよね。
「おはよう」も同じです。
「おはよう」って言うとき、相手の目をまっすぐ見て、笑顔で言うことで、あなたは相手にこんなメッセージを送っているんです。
- 「きみと会えてうれしいな!」
- 「きみのこと、大切に思っているよ!」
- 「きょう一日、きみと仲良くしたいな!」
まるで、目と目を通して、あなたの「大好き」っていう気持ちを、相手の心に直接とどけているみたいだと思いませんか?
だから、「おはよう」は、ただのあいさつじゃないんです。
相手との心のつながりを作る、大切な「魔法の呪文」なんです。
目を合わせない「おはよう」は、こんなに損!
じゃあ、もし、あなたが「おはよう」って言ったのに、相手が下を向いたまま、小さな声で「おはよ…」って言ってきたら、どう感じますか?
- 「あれ?もしかして、わたしと話したくないのかな?」
- 「なんだか、無視されたみたいで、さみしいな…」
- 「元気がないのかな?なんだか、心配になっちゃったな…」
もしかしたら、相手は「別に、きみのこと嫌いじゃないよ!」って思っているかもしれません。
でも、目を見て言わないと、その「本当の気持ち」は、ぜんぜん伝わらないんです。
これが、「しゃかいげんごがく」っていう、言葉と人との関係を研究する学問で言われていることの一つです。
わたしたちが言葉を使うときって、いつも誰かと一緒ですよね。クラスの友達、先生、家族。
その相手との関係や、その場の空気で、言葉の使い方が変わってくるんです。
そして、言葉の使い方が、みんなの関係を良くしたり、悪くしたりする力を持っているんですよ。
想像してみてください。
いつもは元気な山田くんが、朝、あなたの目をまったく見ずに「おはよ…」って言ってきたら、あなたは「あれ、山田くん、もしかしてわたしに怒ってるのかな?」って思っちゃうかもしれません。
でも、山田くんはただ、朝が苦手で、まだ眠かっただけかもしれませんよね。
でも、その「眠い」っていう気持ちは、目を見てあいさつしないと、相手には「怒っている」とか「話したくない」っていうふうに、まちがって伝わってしまうことがあるんです。
こんな「おはよう」は、せっかくのチャンスを逃していることになります。
- 下を向いたままの「おはよう」:相手は「わたしに興味がないのかな?」と感じてしまいます。
- 声が小さすぎる「おはよう」:相手は「聞こえないよ!やる気がないのかな?」と思ってしまいます。
- 他のこと(スマホやゲーム)をしながらの「おはよう」:相手は「わたしより、そっちの方が大切なんだね…」と、がっかりしてしまいます。
せっかく「おはよう」って言っているのに、相手に「なんだか、がっかりだな」とか「わたし、大切にされてないのかな?」って思わせてしまうのは、もったいないですよね。
これでは、友達との心のきょりが、どんどん遠くなってしまうかもしれません。
せっかくの「おはよう」という魔法の言葉が、台なしになってしまうんです。
「アイコンタクト」は最強の魔法!
じゃあ、どうすれば、あなたの「おはよう」が、相手の心にちゃんと届くようになるのでしょうか?
その答えは、たった一つ。
「アイコンタクト」です!
アイコンタクトっていうのは、相手の目をまっすぐ見て、気持ちを伝えること。
これは、言葉と同じくらい、いや、もしかしたら言葉以上に、たくさんの気持ちを伝えることができる、最強の魔法なんです。
「えー!目をまっすぐ見るなんて、はずかしいよ!」
「じっと見つめすぎたら、相手にこわがられちゃうかも…」
そう思ったきみ、だいじょうぶです!
アイコンタクトは、じっと見つめ続けることじゃありません。
ポイントは、たったの3つです。
アイコンタクトの3つのコツ
- 「3秒ルール」を意識する:相手の目をじっと見つめるのは、3秒くらいで十分です。パッと見て、ニコッと笑って、また自然に目をそらす。これでOK!
- 「目と目の間」を見る:もし、相手の目を直接見るのがはずかしいなら、相手の眉間(まゆげとまゆげの間)あたりを見るようにしてみてください。相手からは、ちゃんと目を見ているように見えますよ。
- 「笑顔」を添える:アイコンタクトとセットで、最高の魔法になるのが「笑顔」です。ちょっと口角を上げるだけでも、あなたの気持ちが明るく伝わります。
このアイコンタクトは、「おはよう」のあいさつだけじゃなく、いろんな場面で大活躍します。
- 先生の話を聞くとき:先生の目をたまに見ることで、「ちゃんと聞いていますよ!」という気持ちが伝わり、先生も安心して話せます。
- 友達と話すとき:友達の目をたまに見ることで、「きみの話に興味があるよ!」という気持ちが伝わり、友達ももっと楽しく話してくれます。
- 発表するとき:クラスのみんなの目を順番に見ながら話すと、「自信があるな!」って思われて、あなたの発表がもっと分かりやすくなります。
アイコンタクトは、相手に「この人は、わたしのことを大切に思ってくれているな」「この人は、信頼できるな」という気持ちを伝える、最強のツールなんです。
目と目を通して、あなたの心と相手の心が、ピタッとつながるような、そんな不思議な力がアイコンタクトにはあるんです。
「おはよう」チャレンジ!今日からできる3つのコツ
さあ、今日からさっそく「おはよう」チャレンジを始めてみませんか?
最初はちょっとはずかしいかもしれないけど、だいじょうぶ。
少しずつ、できることからやってみましょう!
1.まずは「家族」にやってみよう!
一番身近な家族から始めるのが、一番かんたんです。
朝、お家の人に会ったら、
「お母さん、おはよう!」
「お父さん、おはよう!」
って、相手の目をまっすぐ見て、笑顔で言ってみてください。
きっと、お家の人もびっくりして、そして、とっても喜んでくれるはずです。
「どうしたの?今日、何かいいことあった?」って聞かれるかもしれませんね。
それが、あなたの「おはよう」が、相手の心に届いた証拠です。
2.次に「クラスの友達」にやってみよう!
学校に着いたら、いつもの友達に、勇気を出してやってみましょう。
最初は、いつも話す仲良しの友達からでOKです。
「〇〇ちゃん、おはよう!」
「〇〇くん、おはよう!」
って、相手の目を3秒くらい見て、にこっと笑ってみてください。
きっと、友達も「あれ?今日の〇〇、いつもより元気だな!」って思ってくれるはずです。
そして、あなたの明るいあいさつが、友達にも伝わって、クラス全体が明るくなるかもしれませんよ。
3.「先生」や「地域の人」にもやってみよう!
学校の先生や、登校中に会う近所の人にも、ぜひやってみてください。
「先生、おはようございます!」
「こんにちは!」
って、目を見てあいさつすると、先生も「この子は、しっかりしてるな!」って、あなたのことをもっと見てくれるようになります。
地域の人も、「あら、元気な子ね!」って、あなたにいい印象を持ってくれますよ。
いろんな人とのつながりが、あなたの毎日を、もっと豊かにしてくれるはずです。
練習方法のヒント
- 鏡の前で練習:朝、顔を洗うときや歯をみがくときに、鏡の中の自分に向かって「おはよう!」って言ってみてください。どんな顔で言っているか、どんな声が出ているか、チェックできますよ。
- 声に出して練習:お家で一人でいるときに、「おはよう!」って、いろんな声の大きさで言ってみてください。一番気持ちが伝わる声の大きさを探してみましょう。
最初はうまくいかなくても、だいじょうぶ。
大切なのは、やってみよう!って気持ちと、続けること。
少しずつ、あなたの「おはよう」が、みんなの心に届く魔法の言葉に変わっていくはずです。
「おはよう」から始まる、あなたの新しい一日
「おはよう」というたった一言のあいさつ。
でも、その一言に、相手の目を見て、笑顔を添えるだけで、あなたの周りの世界は、あっという間に変わっていきます。
あなたの「おはよう」が、友達の心を明るくし、先生を笑顔にし、クラス全体を元気にする力を持っているんです。
朝、学校に着いて「おはよう!」って言ったとき、相手があなたの目をまっすぐ見て、にこっと笑顔で「おはよう!」って返してくれたら、どんなに気持ちがいいでしょう。
そんな一日が、毎日続いたら、学校に行くのがもっと楽しくなりますよね。
きみがそんな「おはよう」を周りの人にプレゼントすることで、きみの周りの人も、きみに同じように「おはよう」を返してくれるようになります。
「おはよう」は、好かれる子になるための、一番最初の一歩。
この小さな一歩が、あなたの毎日を、そしてあなたの未来を、きっとキラキラ輝かせてくれるはずです。
さあ、明日から、あなたの「おはよう」で、新しい一日を始めてみませんか?