自分の好きなことを堂々と楽しむ

📖 『クラスのみんなと仲良くできる!「敵を作らない」魔法の話し方』
ー 第6章:集団の中で「自分」を大切にする ー
\ 毎日がもっと楽しくなる、すべての小学生へ贈るヒント /
自分の好きなことを堂々と楽しむ
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自分の好きなことを堂々と楽しむ

学校で、こんなふうに思ったことはありませんか?

「みんなが流行りのゲームの話をしているから、自分も本当は読書がしたいけれど、合わせなきゃいけないかな」

「みんなが『このアニメ面白いよね』と言っているとき、自分だけ違うのが好きだと言うと、浮いてしまうかも……」

クラスという小さな世界にいると、つい「みんなと同じ」でいることが一番安全で、一番正しいことのように思えてしまいますよね。でも、実は「みんなに合わせること」だけが、敵を作らない方法ではありません。それどころか、自分を殺してまで周りに合わせていると、かえってあなたの本当の魅力が伝わりにくくなってしまうのです。

「みんなと一緒」が一番危険な理由

組織社会学という、人が集まる場所でどうすればうまくいくかを研究する学問では、「同調圧力(どうちょうあつりょく)」という言葉がよく使われます。「みんなと同じじゃないとダメだよ」という見えないプレッシャーのことです。

クラスの中で、誰かが「これ、かっこいいよね!」と言ったとき、本当は違うと思っているのに「そうだね!」と答えてしまう。これを繰り返すと、どうなると思いますか?

  • あなたの本当の考えが、誰にも分からなくなる
  • 「この人は何でも合わせてくれるから、何を言ってもいいや」と軽く扱われるようになる
  • 自分自身の「好き」という気持ちが、だんだん分からなくなってしまう

実は、統計学の考え方では、みんなが同じ意見ばかりを持っている集団は、新しいアイデアが生まれにくく、壊れやすいと言われています。逆に、一人ひとりが違う「好き」を持っている集団の方が、お互いの個性を認め合えて、結果的に仲が良くなることが分かっているのです。

「自分軸」を持つと、なぜ敵が減るのか

「自分はこれが好き!」と堂々としている人は、一見すると「みんなと違うから敵を作ってしまうのでは?」と心配になるかもしれません。でも、不思議なことに、自分の好きなことを楽しんでいる人は、敵を作りにくいのです。

なぜなら、「自分の軸」がしっかりしている人は、他人の「好き」も尊重できるからです。

例えば、あなたが休み時間に一生懸命、図鑑を読んでいたとします。誰かが「何読んでるの?」と聞いてきたら、こう言ってみてください。

「これ、昆虫の図鑑なんだ!すごく面白いよ。君は何をして遊ぶのが好きなの?」

こうやって、自分の好きなことを隠さずに伝えつつ、相手の好きなことにも興味を持つ。これが「敵を作らない」ための最強の魔法です。自分の好きなことを大切にしている人は、心に余裕があるため、相手を否定したり、無理に合わせたりする必要がなくなるからです。

明日からできる「自分を大切にする」3つのステップ

では、具体的にどうすれば「自分の好き」を堂々と出せるようになるのでしょうか。明日から学校で試せる、小さなステップを紹介します。

1. 自分の「好き」を一つだけ、言葉に出してみる

まずは、小さなことからで大丈夫です。「今日の給食のカレー、楽しみだな」「この消しゴム、使いやすくて好きなんだ」そんなことで十分です。自分の気持ちを声に出す練習をしましょう。自分の気持ちを大切にする第一歩です。

2. 「みんなはこうだけど、自分はこう思う」をセットにする

友達と意見が違うとき、無理に合わせる必要はありません。でも、否定もしなくていいのです。こんなふうに伝えてみてください。

  • 「みんなはサッカーが盛り上がってるね!私は今、本を読む気分だから、ここで読書してるね」
  • 「そのゲームも楽しそうだね。私は今、お絵描きにハマってるんだ」

こう言えば、相手を否定することなく、自分の時間を守ることができます。これは「敵を作らない」ための、とても賢い話し方です。

3. 「自分と違う好き」を持っている人を応援する

もし、クラスで誰かが「自分はこれが好き!」と堂々と言っていたら、ぜひ「それ、いいね!」と声をかけてみてください。あなたが誰かの個性を認めると、周りの人も「自分も自分らしくいていいんだ」と安心します。そうやって、「お互いに違うことを楽しめるクラス」を、あなた自身が作り出していくのです。

あなたは、あなたのままで素晴らしい

統計学的に見ても、この世界は「みんなが違うからこそ、面白い」ようにできています。もし全員が同じゲームしかせず、同じ本しか読まないクラスだったら、きっとすぐに飽きてしまいますよね。あなたの「好き」は、クラスにとって大切な「新しい色」なのです。

「みんなに合わせなきゃ」と不安になったときは、思い出してください。あなたがあなたらしく楽しんでいる姿は、周りの人にとっても、実はとても魅力的で、かっこいいものなのです。

明日、学校に行ったら、まずは一つだけ、自分の「好き」を大切にしてみてください。それが、あなたという大切な人を守り、結果として誰とも敵対しない、穏やかな人間関係を築くための、最初の一歩になります。

あなたは、あなたのままで、十分に素敵ですよ。自信を持って、自分の好きなことを楽しんでくださいね。

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