難しい課題を小さな目標に分ける
クラスの係活動や、グループでの発表準備。先生から「これ、やっておいてね」と言われたとき、「うわっ、なんだか大変そう……」と、ため息をつきたくなったことはありませんか?
大きな課題を前にすると、だれでも少し不安になるものです。でも、人気者は知っています。どんなに大きな山も、一歩ずつ登れば必ず頂上にたどり着けるということを。今日は、どんなに難しいことでも「みんなで楽しくやりとげる」ための、とっておきの魔法をお教えします。
「大きな山」を「小さな石」に分解しよう
たとえば、クラスで「お楽しみ会」を計画することになったと想像してください。やることが山積みですよね。出し物、プログラム作り、教室の飾りつけ、当日の司会……。こうして並べただけで、なんだか気が重くなってきませんか?
これを解決するコツは、「スモールステップ」という考え方です。これは、行動経済学という学問でも証明されている、とても賢いやり方です。
人間は、ゴールが遠すぎるとやる気がなくなってしまう生き物です。でも、目の前に「すぐに終わる小さな目標」があれば、脳は「これならできる!」とやる気スイッチをオンにしてくれるのです。
- × 「お楽しみ会を成功させる」という大きな目標だけを見る
- ○ 「まずは今日の休み時間に、出し物の案を3つ書き出す」という小さな目標にする
どうでしょう? これなら、休み時間の5分間でできそうな気がしませんか?
「みんなの力」を合わせるための役割分担
組織社会学という学問では、集団がうまくいくためには「個人の役割がはっきりしていること」が大切だと言われています。大きな目標を小さな目標に分けると、もう一ついいことがあります。それは、「だれが何をすればいいか」が分かりやすくなるということです。
みんなで協力するとき、こんなふうに声をかけてみてください。
- 「まずは、黒板の飾りつけグループと、出し物の台本グループに分かれよう!」
- 「台本グループは、今日中に『登場人物』だけ決めちゃおう!」
このように、小さな目標をみんなで分担すると、クラスのみんなは「自分も役に立っている!」という実感が持てます。自分が担当した小さな目標を達成すると、人は自信がつきます。その自信が重なっていくと、クラス全体が「自分たちは何でもできるチームだ!」という強い絆で結ばれるのです。
「できた!」の積み重ねが信頼を作る
「難しいことを、あえて小さく分けて進める人」は、クラスのみんなからとても頼りにされます。なぜなら、その人は「ゴールまでの道筋が見えている人」だからです。みんなは、道に迷っているとき、先が見えているリーダーについていきたくなります。
明日、学校でこんなふうに動いてみてください。
1. まずは「今日できること」だけを見つける
宿題や係の仕事が大変そうだなと思ったら、まずは「最初の5分だけやってみる」と決めてください。
2. 「あと少しで終わる!」という状況を作る
小さな目標を達成したら、自分で自分をほめてあげましょう。「よし、これで台本ができたぞ!」と口に出すだけで、次のステップへ進むエネルギーがわいてきます。
3. 周りの子に「これ、いっしょにやらない?」と声をかける
小さな目標なら、友達も「それくらいならいいよ!」と気軽に手伝ってくれます。一人で抱え込むのではなく、小さな目標をみんなで分け合うことが、人気者への近道です。
小さな一歩が、大きな「好感度」に変わる
実は、このやり方は勉強やスポーツ、家のお手伝いにも使えます。「部屋のそうじ」だって、「まずは机の上だけ片づける」という小さな目標にすれば、あっという間に終わりますよね。
難しい課題を前にしたとき、あわててパニックになるのではなく、「これを小さく分けると、どうなるかな?」と考える。この落ち着いた姿勢こそが、周りの人には「頼りになる人」「一緒にいると安心できる人」として映るのです。
さあ、明日の学校で、目の前の大きな課題を「小さな石」に分けてみてください。一つひとつ石を積み上げていけば、いつの間にか、みんなが驚くようなすてきな結果が待っていますよ。
あなたが「小さな目標」を大切にすることで、クラスのみんなが安心してついてこられる。そんなかっこいいリーダーに、あなたはきっとなれます。