鏡の前で笑顔の練習をする

📖 『もっと仲良くなれる!だれからも好かれる「神」コミュニケーション術』
ー 第4章:表情で気持ちを伝えよう ー
\ 毎日がもっと楽しくなる、すべての小学生へ贈るヒント /
鏡の前で笑顔の練習をする
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鏡の前で笑顔の練習をする

朝、学校に行く前に、自分の顔を鏡で見たことはありますか? 「今日も元気にいこう!」と気合を入れる場所ですが、実はこの鏡、クラスの人気者になるための秘密のトレーニングルームに変身させることができるのです。

学校で、「あの人となぜか話しやすいな」「いつも楽しそうだな」と思うお友達は、どんな顔をしていますか? きっと、おだやかでにこやかな顔をしていますよね。でも、「よし、ニコニコしよう!」と思っていても、いざ友達と話すときになると、緊張して顔がカチコチに固まってしまうことはありませんか?

大丈夫、その悩みは今日で終わりです。今回は、神経科学(しんけいかがく:脳や体のつながりを研究する科学です)のすごいパワーを使って、誰でも自然な笑顔がパッと作れるようになる「神ワザ」を紹介します。明日からの学校生活が、もっと楽しくワクワクする大冒険になりますよ!

脳のフシギ!「笑顔を作るだけ」で楽しくなる理由

「楽しいから笑顔になる」というのは、みんなも知っている当たり前のことですよね。でも実は、神経科学の世界では、その逆のことが証明されているのです。それは、「笑顔を作るだけで、脳が『いま楽しいんだ!』と勘違いして、本当に元気が出る」ということです。

人間の頭の中には、たくさんの神経がはりめぐらされています。顔の筋肉を動かすと、そのサインがすぐに脳に伝わります。脳は、「おっ、いま口角(こうかく:口の端っこ)が上がっているぞ! ということは、楽しいことが起きたんだな!」と受け取ります。すると、私たちの体をハッピーな気持ちにしてくれるホルモン(体の中のめぐり薬のようなもの)を出してくれるのです。

つまり、心がモヤモヤしていたり、朝からちょっとゆううつだったりしても、無理やりでもいいから口角をグッと上げて笑顔を作ると、脳がだまされて、本当に気分が明るくなってくるというわけです。これって、すごく魔法みたいでおもしろくないですか?

学校のこんな場面で使ってみよう!

この「脳の勘違いパワー」は、学校のいろいろな場面で大活躍します。

  • 朝、教室に入る瞬間: ガラッとドアを開けたとき、カチッとした真顔で入るよりも、少し口角を上げて入るだけで、クラス全体が明るい雰囲気になります。
  • 班の活動やグループワークで: 理科の実験や、図工の作品作りで班のみんなと話し合うとき、笑顔でうなずくだけで「あなたの意見を聞いているよ、うれしいよ」という気持ちがしっかり伝わります。
  • 係のお仕事のとき: 給食当番や黒板消しなどの係活動で、テキパキと働きながらもニコッとしていると、「あの係の人、一生懸命で感じがいいな」とみんなからの信頼がアップします。

緊張する場面こそ、あえて笑顔を作ってみる。それが、あなたの心をリラックスさせ、まわりの人をも安心させる最高のテクニックなのです。

今日からできる!「自然な笑顔」の3ステップ練習法

「でも、いざ笑顔を作ろうとすると、引きつっちゃうんだよね…」という人のために、おうちの洗面台や自分の手鏡を使ってできる、とっておきの練習法を教えます。誰にも見られないところで、こっそりマスターしちゃいましょう。

ステップ1:まずは「への字ぐち」からスタート!

鏡の前に立ったら、まずは力を抜いて、口を「への字」にしたり、すぼめたりして、顔の筋肉をゆるめます。いきなり笑おうとすると不自然になってしまうので、一度リセットするのがコツです。

ステップ2:口の端っこを耳のほうへ「キュッ!」

ここが一番たいせつなポイントです。歯を見せようとするのではなく、口の端っこ(口角)を、自分の耳のほうへ引っ張るイメージで持ち上げます。このとき、目は少しだけ三日月のかたち(おだやかな目)にすると、作り笑顔ではなく「心の底から笑っているようなやさしい顔」になります。

ステップ3:「ウイスキー!」と言ってキープする

口角を上げたまま、声に出して「ウイスキー!」と言ってみてください。「イー」の口の形をすると、自然と上の歯が少し見えて、明るい笑顔の形になります。その顔のまま、心の中で「1、2、3…」と数えて、その表情を顔の筋肉に覚え込ませます。これを毎日たった30秒やるだけで、学校で自然な笑顔がパッと出せるようになります。

鏡の前の自分と仲良くなろう

笑顔の練習をしていると、最初は「なんだか恥ずかしいな」「変な顔だな」と思うかもしれません。でも、それでいいのです。毎日鏡の前の自分に向かってニコッとすることは、「自分のことを大切にする第一歩」でもあります。

自分がにっこり笑っている姿を見ると、自分の脳が「私は大丈夫、うまくいく!」と安心します。その安心感が、お友達に話しかけるときの勇気や、先生の目を見てお返事するときの自信に変わっていくのです。

明日の朝、学校に行く前のほんの少しの時間でいいので、鏡の前で口角をキュッと上げてみてください。「今日もいい日になりそうだな」というワクワクした気持ちといっしょに、ステキな笑顔のあなたを学校へ送り出してあげましょう。

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