自分の話ばかりせず質問で返す

📖 『クラスでいちばん好かれる子の秘密 〜今日からできる「愛されコミュニケーション」50のルール〜』
ー 第1章:自然と人が集まる「話し方」のルール ー
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自分の話ばかりせず質問で返す
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クラスでいちばん好かれる子の秘密 〜今日からできる「愛されコミュニケーション」50のルール〜

自分の話ばかりせず質問で返す

ねえ、みんな。こんなこと、ないかな?

休み時間、友達が楽しそうに話しかけてきたとき。「ねえねえ、昨日さ、テレビで面白いアニメやってたんだ!」って。
君は「へえ!」って聞いてたんだけど、その友達は、アニメの登場人物の話、ストーリーの話、次回の予告の話…って、ずーっと自分の話ばっかり。君が何か言おうとしても、話が止まらないんだ。

「あ、僕もこの前、あのキャラクターのグッズ見つけたんだよ」って言いたかったのに、結局言えなかった。なんだか、ちょっとさみしい気持ちになっちゃった。

逆に、君が誰かに話しかけたとき、相手がずーっと自分の話をしてきて、君の話を聞いてくれなかったら、どう思うかな?

「あれ?僕の話、つまらないのかな?」
「この子、僕のこと、あんまり興味ないのかな?」

そう感じちゃうことって、あるよね。

でも、クラスでみんなに好かれている子って、こういう話し方はしないんだ。
いつも周りに人が集まってくる子、みんなが「もっと話したい!」って思う子には、ある秘密があるんだよ。それはね、「自分の話ばかりせず、質問で返す」ということ。

なぜ「自分の話ばかり」だと、人は離れていくの?

会話って、まるでキャッチボールなんだ。
君がボールを投げたら、相手がそれを受け取って、また君に投げ返してくれる。そうやって、ボールが行ったり来たりするから、会話は楽しく続くんだよね。

でも、もし君がボールを投げたのに、相手がそのボールをずーっと持ったままで、自分の持っているボールをずーっと投げ続けていたら、どうかな?
君は「あれ?僕のボールは?」って思うよね。
「もう、この子とキャッチボールするの、やめようかな」って思っちゃうかもしれない。

会話も同じなんだ。
みんなが話すチャンスがあって、聞くチャンスがある。それが楽しい会話なんだ。
でも、もし誰か一人がずーっと話し続けて、相手に話すチャンスをあげなかったら、相手は「自分は話す必要ないのかな」「この人は僕の話を聞いてくれないな」って感じてしまう。

僕たちは、誰かと話すことで、「この人と仲良くなりたいな」「この人のこと、もっと知りたいな」って思うんだ。
だから、自分の話ばかりしていると、相手は「この人は僕に興味がないんだな」って感じて、だんだん君から離れていってしまうんだよ。

「質問で返す」って、どういうこと?

じゃあ、「質問で返す」って、具体的にどういうことなんだろう?
それはね、相手が話してくれたことに対して、「もっと知りたいな」「もっと聞きたいな」という気持ちを込めて、質問をすることなんだ。

相手が話してくれた言葉を、ただ「うんうん」って聞くだけじゃなくて、相手の気持ちや考えに寄り添って、「どうして?」「どうだった?」って聞いてあげる。

僕たちが言葉を使うときって、ただ情報を伝えるだけじゃないんだ。
「昨日、公園で遊んだよ」という言葉は、「昨日、公園で遊んだ」という事実を伝えるだけじゃない。そこには、「楽しかったんだ!」「君にも話したいな!」っていう気持ちが隠れていることが多いんだ。

だから、僕たちは、相手が話してくれた言葉の「裏にある気持ち」を想像することが大切なんだよ。
相手が何を話したいのか、どんなことを伝えたいのか、よーく考えて、それにぴったりの質問をしてあげる。それが「質問で返す」ってことなんだ。

質問は「相手へのプレゼント」

質問をすることは、相手にとって、最高のプレゼントになるんだ。
なぜなら、質問をされた相手は、こう感じるからだよ。

* 「わあ!僕の話をちゃんと聞いてくれてる!」
* 「僕の話に興味を持ってくれてるんだ!」
* 「この子、僕のこと大切に思ってくれてるんだな!」

そう感じると、相手はもっと君に話したくなる。
そして、君との心の距離がぐっと縮まって、もっともっと仲良くなれるんだ。
みんなに好かれる子は、この「質問のプレゼント」をたくさん配っているんだよ。

今日からできる!「質問マスター」になる3つのコツ

じゃあ、どうやったら「質問マスター」になれるんだろう?
大丈夫、今日からすぐにできる簡単なコツが3つあるよ。

コツ1:「へえ!」「それで?」で、もっと聞きたがる気持ちを伝える

相手が何か話してくれたら、まずは「へえ!」「そうなんだ!」「それで?」といった言葉を返してみよう。
これは、相手の話をちゃんと聞いているよ、もっと話してほしいな、という気持ちを伝える魔法の言葉なんだ。

たとえば、こんな感じ。

* 友達「昨日、公園で新しい遊具見つけたんだ!」
* 君「へえ!どんな遊具だったの?」
* お母さん「今日、スーパーで特売品を見つけたの」
* 君「そうなんだ!何が安かったの?」
* 先生「みんな、来週は遠足だよ」
* 君「それで?どこに行くんですか?」

簡単な言葉だけど、これがあるだけで、相手は「聞いてくれてる!」って安心するんだ。そして、もっと話してくれるようになるよ。

コツ2:相手の言葉の「キーワード」を見つけて質問する

相手が話してくれた言葉の中から、「これはもっと詳しく聞きたいな!」って思う言葉を見つけて、それを質問にしてみよう。
これが「キーワード」を見つけるってこと。

たとえば、こんな会話があったら…

* 友達「週末、家族と動物園に行ったよ」
* この会話のキーワードは「動物園」だよね。
* 君「動物園!どの動物が一番面白かった?」
* 君「動物園かあ、何を見たの?」
* 君「家族と行ったんだね!お兄ちゃんも行ったの?」
* 友達「今日の算数の宿題、難しかったなー」
* キーワードは「算数」「宿題」「難しかった」だね。
* 君「算数かあ、どこが難しかった?」
* 君「宿題、どんな問題が出たの?」
* 君「難しかったんだね。先生に質問した?」
* クラスの係の友達「次の係活動、ポスター作ろうと思うんだ」
* キーワードは「係活動」「ポスター」だね。
* 君「ポスター!どんな絵を描くの?」
* 君「係活動、何か手伝えることあるかな?」
* お父さん「今日、会社で新しいプロジェクトが始まったんだ」
* キーワードは「会社」「プロジェクト」だね。
* 君「プロジェクトって、どんなことをするの?」
* 君「会社で、お父さんはどんな役割なの?」

相手の言葉をよく聞いて、気になる言葉を拾って質問する。
こうすることで、相手は「ちゃんと話を聞いてくれてるんだな」って、ますます嬉しくなるんだ。

コツ3:「どうして?」「どうだった?」で、相手の気持ちを聞く

相手が話してくれたことに対して、「どうしてそう思ったんだろう?」「どんな気持ちだったんだろう?」って、相手の心に寄り添う質問をしてみよう。
これは、相手の気持ちや考えを深く知りたいときに、とっても役立つ質問だよ。

* 友達「昨日、体育で逆上がりできたんだ!」
* 君「わあ、すごいね!どうしてできるようになったの?」
* 君「逆上がり、できたとき、どんな気持ちだった?」
* 友達「この前、お兄ちゃんとケンカしちゃったんだ」
* 君「え、どうしたの?どうしてケンカになっちゃったの?」
* 君「ケンカしたとき、どんな気持ちだった?」
* 先生「みんな、この前、図書室の本をきれいに並べてくれてありがとう」
* 君「先生、どうしてそんなに嬉しいんですか?」
* 君「本をきれいに並べると、どんな良いことがありますか?」
* お母さん「今日の夕ご飯、ハンバーグだよ!」
* 君「やったー!どうしてハンバーグにしてくれたの?」
* 君「ハンバーグ、どうやって作るの?」

「どうして?」「どうだった?」という質問は、相手の心を開いて、もっと深い話をしてくれるきっかけになるんだ。
相手の気持ちに寄り添うことで、君はもっと信頼されるようになるよ。

こんな時はどうする?「質問返し」の練習問題

じゃあ、ここでちょっと練習してみよう!
もし、こんなことを話しかけられたら、君ならどう質問で返すかな?

練習問題1:友達「今日の漢字テスト、難しかったなー」

さあ、君ならどう質問する?
ヒント:どこが難しかった?どんな問題が出た?何点だったの?

たとえば…

  • 君「難しかったんだね!どこが難しかったの?」
  • 君「漢字テストかあ。どんな問題が出たの?」
  • 君「難しかったのに、何点取れたの?」

練習問題2:友達「夏休み、家族で海に行くんだ!」

さあ、君ならどう質問する?
ヒント:どこの海?何するの?誰と行くの?

たとえば…

  • 君「海!どこの海に行くの?」
  • 君「夏休みに海かあ、何して遊ぶの?」
  • 君「家族と行くんだね!誰と一緒に行くの?」

練習問題3:友達「この前、新しいゲーム買ったんだ」

さあ、君ならどう質問する?
ヒント:どんなゲーム?面白い?どこで買ったの?

たとえば…

  • 君「新しいゲーム!どんなゲームなの?」
  • 君「買ったんだね!もう遊んだ?面白かった?」
  • 君「ゲームかあ、どこで買ったの?」

どうだったかな?
いろんな質問の仕方ができることに気づいたかな?
相手の言葉をよく聞いて、そこから「キーワード」を見つけたり、「気持ち」を想像したりして、質問を考えてみてね。

質問上手は「気配り上手」

僕たちの言葉ってね、ただの音じゃないんだ。
言葉には、相手への気持ちや、相手との関係を作っていく力が込められているんだよ。
相手の話を聞いて、質問で返すということは、「君の話を大切に聞いているよ」「君に興味があるよ」「君ともっと仲良くなりたいな」という、相手への思いやりを伝えることなんだ。

質問上手な子は、実は「気配り上手」な子でもあるんだ。
相手が話しやすい雰囲気を作ってあげて、相手が気持ちよく話せるように、そっとサポートしてあげているんだね。

そうすると、相手は「この子と話すのは楽しいな」「この子ともっと話したいな」って思うようになる。
自然と君の周りに人が集まってくるようになるんだ。
そして、君はいつの間にか、クラスでいちばん好かれる子になっているはずだよ。

さあ、今日からさっそく、友達や家族との会話で「質問返し」を試してみよう!
きっと、今までよりもっと楽しい会話が生まれるはずだよ。

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