掃除を率先して手伝う

📖 『もっと仲良くなれる!だれからも好かれる「神」コミュニケーション術』
ー 第6章:困っている人を助けよう ー
\ 毎日がもっと楽しくなる、すべての小学生へ贈るヒント /
掃除を率先して手伝う
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そうじの時間、みんなはどんなふうにすごしているかな?

チャイムが鳴って、「それでは、そうじを始めます!」という委員長の声が聞こえる。そのとき、みんなの心の中はどうなっているかな?

「めんどくさいな」「はやく終わっておしゃべりしたいな」「誰かが机を運んでくれるのを待とうっと」

そんなふうに思っていないかな? もしかしたら、がんばってそうじをしているつもりでも、「言われたから、しぶしぶやっている」という状態かもしれないね。

でもね、ちょっと想像してみてほしい。教室の後ろのほうで、だれかがひとりで、重たいロッカーを動かそうと一生けんめいふんばっている。ほうきをいっしょうけんめい動かしているけれど、ホコリが取りきれていないところがある。そんなとき、きみならどうするかな?

「手伝おうか?」

その一言をパッと言える人は、クラスの中で、ものすごくキラして見えるんだ。そして、まわりからの信頼(しんらい)がグッと高まる。今回は、みんなが「あの人といると、なんだかホッとするな」「もっと仲良くなりたいな」と思われるような、自分から進んでそうじを手伝う「神」テクニックを伝授(でんじゅ)しちゃうよ! 明日の学校から、すぐに試せることばかりだから、ぜひ最後まで読んでみてね。

どうして「そうじを手伝う人」は、みんなから好かれるの?

まず、なぜ「そうじを率先して(自分から進んで)手伝うこと」が、こんなにも人に好かれるキッカケになるのか、そのヒミツを考えてみよう。

学校には、「組織社会学(そしきしゃかいがく)」という、ちょっとむずかしい名前の学問の考え方があるんだ。これは一言でいうと、「人間が集まって何かをするとき、みんながどんな気持ちで、どう行動すればチームがうまくいくのかな?」を研究する学問だよ。

組織社会学からわかる「目に見えないチームのパワー」

組織社会学の考え方の中に、「互酬性(ごしゅうせい)」という大切なキーワードがある。これはすごく簡単に言うと、「人に親切にしてもらうと、『自分も何かお返ししたいな』という気持ちになる」という、人間の心の仕組みのことなんだ。

たとえば、お友達が消しゴムを貸してくれたら、「今度は私がノートを見せてあげよう」って思うよね。あれと同じ。でもね、そうじの時間っていうのは、この「互酬性」が一番いい形でバクハツするチャンスなんだ。

みんな、そうじは「イヤなこと」「めんどくさいこと」の代表みたいに思いがち。だからこそ、そこで自分から進んでイヤな仕事をやっている人を見ると、まわりの人はこう思う。

  • 「この人、文句も言わずにみんなのためにがんばっていてすごいな」
  • 「自分が困っているときに、すっと助けてくれた。なんてやさしいんだろう!」
  • 「次は、この人が困っていたら絶対にボクが(私が)助けてあげたい!」

そう。だれもやりたがらないことを進んでやる姿は、まわりの人に「この人のために、何かしてあげたい!」という温かい気持ち(お返ししたい気持ち)をプレゼントしているのと同じなんだよ。これが、組織社会学が教えてくれる「人が自然と引き寄せられるチームの秘密」なんだ。

明日からできる!そうじを手伝う「3つの神ステップ」

「そうじを手伝うのがいいのはわかったけど、具体的にどうすればいいの?」

そんなキミのために、明日からすぐに使える3つのステップを紹介するよ。むずかしいことは何もないから、できることからやってみよう!

ステップ1:まずは「教室のまわり」をよく見る

そうじが始まったとき、自分の担当の場所だけを見ていないかな? ほうきで掃(は)くのに夢中になって、まわりが見えなくなっている人は多いんだ。

そうじが始まったら、まずは「キョロキョロタイム」を作ってみよう。教室全体を、ちょっとだけ見回してみるんだ。

  • 机を一人で運んで、大変そうにしている人はいないかな?
  • ぞうきんが足りなくて、困っている子はいないかな?
  • 黒板の上のほうを、背伸びして一生けんめい拭(ふ)いている子はいないかな?

「見る」だけで、だれが困っているのかがすぐにわかるようになるよ。これが、やさしさの第一歩なんだ。

ステップ2:「手伝おうか?」ではなく「一緒にやろう!」と声をかける

困っている人を見つけたら、声をかけよう。このとき、声をかけ方にはちょっとしたコツがあるんだ。

「手伝おうか?」と言われると、相手は「申し訳ないな」「自分のせいで仕事を増やしちゃったかな」と、ちょっと気をつかってしまうことがある。そこでおすすめなのが、「一緒にやろう!」という言い方だよ。

たとえば、こんなふうに声をかけてみて。

  • 「ここ、けっこう重そうだね! 一緒に運ぼう!」
  • 「ぞうきんがけ、ここ広くて大変だから、半分こしよっか!」
  • 「黒板の上のほう、届きにくそうだね。バトンタッチ!」

「手伝ってあげる」じゃなくて、「一緒に力を合わせる仲間だよ」という気持ちで声をかけると、相手はすごくホッとするんだ。そして、あなたのことを「なんて話しやすくて、思いやりのある人なんだろう!」と大好きになるよ。

ステップ3:だれも見ていないところで、そっと動く

先生が見ているときだけがんばったり、「ぼく、これ手伝ったんだよ!」とまわりに自慢したりするのは、ちょっぴりもったいないよね。

本当の「神コミュニケーション」ができる人は、「だれも見ていないところで、そっと良いことをする」ことができる人なんだ。

  • みんなが帰ったあとの教室で、落ちているゴミを一つだけ拾ってゴミ箱に捨てる。
  • 誰も使っていないほうきが倒れていたのを、そっと元の位置に立てかけておく。
  • 係の人が忘れていそうな黒板消しを、きれいにしておいてあげる。

こういう「見えないところでのやさしさ」は、いつか必ずまわりの人に伝わるんだ。「あれ? いつも教室のここ、きれいになってるよね。もしかして……」と気づいたとき、まわりの人はあなたに対して、言葉では言い表せないほどの大きな信頼とリスペクトを持つようになるよ。

家のお手伝いでも大活躍!「おうち版・神コミュニケーション」

学校でのそうじのコツがわかったら、次は「おうちの中」でも試してみよう!

学校と同じように、おうちの中も一つの「組織」なんだ。お父さん、お母さん、きょうだいみんなが気持ちよくすごすために、自分から進んで動くことができたら、家族みんなが笑顔になっちゃうよ。

おうちでできる、とっておきのお手伝い作戦

  • お父さんやお母さんに「何か手伝うことある?」と自分から聞いてみる:
    テレビを見ているときや、ごはんの準備をしているときに、「ねえ、何か手伝えることある?」と声をかけてみよう。言われる前に聞かれると、お家の人たちは「うちの子、すごくしっかりしてきたな!」と感動しちゃうんだ。
  • 気づいたときに「名前のない家事」をやってみる:
    「名前のない家事」って知っているかな? ゴミ箱のゴミがいっぱいになりそうなときに新しい袋をセットしたり、リビングのテーブルの上の消しゴムのカスをさっと拭いたり、玄関の靴をきれいにそろえたりすることだよ。こういう小さなことをパッとやっておくと、おうちの空気がパッと明るくなるよ。

おうちでお手伝いをすすんでするようになると、不思議と学校での立ちふるまいも変わってくる。なぜなら、「人のために動くこと」が、だんだん自分の得意なことになっていくからなんだ。

まとめ:明日から、きみはクラスの「ヒーロー」になれる!

そうじを率先して手伝うこと、そして困っている人にそっと手を差し伸べること。

それは、ただ教室をきれいにするだけじゃない。まわりの人と最高の信頼関係をつくって、「もっと仲良くなれる魔法」なんだよ。

組織社会学の考え方でもあったように、だれかのためにがんばったやさしさは、必ずめぐりめぐって自分に返ってくる。そして何より、そうじが終わったあとの教室で、みんなと交わす「お疲れ様!」の笑顔が、最高に気持ちいいものになるんだ。

さあ、明日の学校のそうじ時間は、どんなふうにすごそうか?

教室のまわりをちょっと見回してみよう。そして、困っているお友達がいたら、笑顔で「一緒にやろう!」と声をかけてみよう。

その一歩を踏み出した瞬間から、きみはもう、だれからも好かれる「神」コミュニケーションのマスターだよ! 明日の学校、思いっきり楽しんじゃおう!

📖 『もっと仲良くなれる!だれからも好かれる「神」コミュニケーション術』
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