ポジティブな話題を自分から提供する
ねえ、みんな。クラスで誰かのうわさ話を聞いたこと、ないかな?
「〇〇ちゃんって、いつも宿題わすれてるらしいよ」とか、「〇〇くんって、休み時間いつも一人でいるよね」とか。
そういうお話を聞くと、なんだか心がザワザワしたり、ちょっと嫌な気持ちになったりしないかな?
うわさ話は、たいてい、その場にいない人のことを、あまり良くない言い方で話すことが多いよね。
そして、そういうお話がクラスの中に広まると、どうなると思う?
なんだかクラスの空気が重くなったり、誰かが誰かのことを疑ったり、仲良しだったはずなのに、いつの間にか距離ができちゃったりすることがあるんだ。
これが、「敵をつくってしまう」原因の一つなんだよ。
でもね、反対に、みんなが笑顔になるような、楽しいお話や、うれしいお話を自分から話すことができたら、どうなると思う?
クラスの空気はパッと明るくなって、みんながもっと仲良しになれる魔法があるんだ。
今回は、その魔法の力について、一緒に考えてみよう!
おしゃべりって、実はすごい力を持っているんだ!
みんながおしゃべりするとき、どんな言葉を使っているかな?
「今日の給食、カレーでうれしい!」とか、「昨日見たアニメ、すごく面白かったよ!」とか、「この前、公園で面白い遊びを見つけたんだ!」とか。
それから、「〇〇さんの絵、すごく上手だね!」とか、「〇〇くん、今日の発表分かりやすかったよ!」なんて、誰かの良いところを伝えることもあるよね。
実はね、みんなが話す言葉には、「つながり」を作るすごい力があるんだ。
これは、「社会言語学(しゃかいげんごがく)」っていう、言葉と社会のつながりを研究する学問でも分かっていることなんだよ。
ちょっと難しい言葉だけど、簡単に言うとね、
「どんな言葉を話すかによって、みんなの関係が良くなったり、悪くなったりするんだよ」っていうことなんだ。
たとえば、誰かの悪いところばかり話していると、聞いている人も「なんだか嫌な気持ちだな」って思うよね。そして、「この人と話していると、いつも誰かの悪口ばかりで、疲れるな」って思われて、だんだん話す人が減っちゃうかもしれない。
そうなると、クラスの中には、ギスギスした「嫌なつながり」が生まれてしまうんだ。
でも、反対に、楽しいことや、うれしいこと、誰かの良いところを話していると、どうなるかな?
聞いている人も「わあ、楽しいな!」「私もそう思う!」って、笑顔になるよね。
そして、「この人と話していると、なんだか元気が出るな」「もっとこの人と話したいな」って思って、どんどん仲良しが増えていくんだ。
これが、「楽しいお話は、楽しいつながりを作る魔法」なんだよ。
みんながポジティブな話題を話すことで、クラスの中に「楽しいつながり」をどんどん増やしていくことができるんだ。
そうすれば、うわさ話のようなネガティブな話題は、自然と減っていくんだよ。
だって、みんなが楽しいお話で盛り上がっていたら、誰かの悪口なんて言っているヒマはないし、そんなお話に耳を傾ける人もいなくなるからね。
さあ、君も「ポジティブ話題の魔法使い」になろう!
じゃあ、具体的にどんなお話をすれば、クラスのみんなと楽しいつながりを作れるんだろう?
難しく考える必要はないんだよ。毎日の生活の中に、たくさんの「ポジティブな話題のタネ」が隠れているんだ。
今日の学校で「いいね!」って思ったこと
学校での出来事は、クラスのみんなが共通で知っていることだから、一番話しやすい話題だよ。
* 「今日の給食の〇〇(料理の名前)、すごくおいしかったね!」「私もそう思った!」って、共感し合えるとうれしいよね。
* 「体育の時間の〇〇(運動の名前)、すごく楽しかったね! 〇〇くんのジャンプ、すごかったね!」って、誰かの頑張りをほめるのもいいね。
* 「今日の先生の〇〇(教科の名前)のお話、すごく面白かったね! 〇〇(内容)のところが特に!」って、授業の感想を言い合うのもいいよ。
* 「休み時間に〇〇(遊びの名前)したの、楽しかったね! 次はもっと大きい鬼ごっこしたいな!」って、次の楽しみを話すのもいいね。
家での「ちょっとうれしかった」こと
家での出来事は、みんなが知らないことだから、新しい発見があって、興味を持ってもらいやすいよ。
* 「昨日、お母さんと一緒に〇〇(料理の名前)を作ったんだ! ちょっと焦げちゃったけど、おいしかったよ!」って、クスッと笑えるようなエピソードもいいね。
* 「うちで飼ってる〇〇(ペットの名前)がね、昨日、面白い動きをしたんだよ! 〇〇(具体的な動き)って!」って、ペットのかわいい話はみんなを笑顔にする魔法だよ。
* 「週末に家族で〇〇(場所の名前)に行ったんだ! 〇〇(具体的な出来事)がすごく楽しかったよ!」って、お出かけの話もいいね。
* 「この前、新しい〇〇(ゲームや本、アニメなど)を買ってもらったんだ! まだ途中だけど、すごく面白いよ!」って、自分の好きなものを紹介するのもいいよ。
自分の「好き!」を話してみよう
自分の好きなものを話すことは、自分を知ってもらう良いチャンス! 同じ「好き」を持つ友達が見つかるかもしれないよ。
* 「私、〇〇(アニメや漫画、ゲームの名前)がすごく好きなんだ! 〇〇(キャラクターやストーリー)が特に好きなの!」
* 「僕、〇〇(スポーツや楽器、趣味の名前)をやってるんだ! 〇〇(具体的な練習や試合)が楽しいよ!」
* 「最近、〇〇(アイドルや歌手の名前)の曲をよく聞くんだ! 〇〇(曲名)が特におすすめだよ!」
相手の「すごい!」を見つけて伝えよう
これが一番、相手との仲を深める魔法かもしれないね。相手の良いところを見つけて、素直に伝えるんだ。
* 「〇〇さんの絵、いつもすごく色使いがきれいだね! 〇〇(描かれているもの)が特に上手!」
* 「〇〇くん、今日の算数の問題、すぐに解けててすごいね! どうやって考えたの?」
* 「〇〇ちゃん、いつもみんなに優しく声をかけてるの、本当にすごいと思うよ!」
* 「〇〇くん、この前の係の仕事、すごく丁寧にしてたね! ありがとう!」
相手の良いところを伝えるとき、ポイントは「具体的に」伝えることだよ。「すごいね!」だけじゃなくて、「何が」すごいのかを伝えることで、相手は「見てくれていたんだ!」って、もっとうれしくなるんだ。
「ポジティブ話題」の伝え方、とっておきのコツ!
どんな話題を話すか決まったら、次はどうやって話すかだね。せっかくのポジティブな話題も、伝え方一つで、相手に伝わるかどうかが変わってくるからね。
1. 笑顔で話そう!
笑顔は、相手に「楽しいお話が始まるよ!」っていうサインを送る魔法だよ。笑顔で話しかけられると、相手も自然と笑顔になるよね。
2. 相手の目を見て話そう!
目を見て話すことは、「君とちゃんと話したいんだ」っていう気持ちを伝える大切な方法だよ。相手も「自分のことをちゃんと聞いてくれているな」って安心するんだ。
3. 「ねえねえ、聞いて!」で始めてみよう!
これは、相手の注意を引くための魔法の言葉。「今から面白いこと話すよ!」っていう合図になるんだ。
4. 相手に質問を投げかけてみよう!
一方的に話すだけじゃなくて、「〇〇ちゃんはどうだった?」「〇〇くんもそう思う?」って、相手の意見も聞いてみよう。そうすると、会話がもっと盛り上がるよ。
5. 相手の反応をよく見よう!
相手が笑顔になったり、うんうんとうなずいてくれたりしたら、それは「もっと話してほしい」っていうサイン。反対に、つまらなそうにしていたら、話題を変えるチャンスかもしれないね。
実践!ポジティブ会話レッスン
実際にどんな風に話せばいいか、いくつか例を見てみよう!
* **給食の時間に**
「ねえねえ、今日の給食のきなこ揚げパン、最高だったね! 私、きなこの甘い感じが大好き!」
(友達)「うんうん! 私も! 揚げパンって特別感あるよね!」
「だよね! 〇〇ちゃんは、給食で何が一番好き?」
(友達)「私はね、カレーライス! あのスパイシーな匂いがたまらないの!」
「あー! カレーもわかる! 今度、カレーの日も楽しみだね!」
* **休み時間に**
「〇〇くん、この前の体育のドッジボール、すごく強かったね! あの速いボール、どうやって投げてるの?」
(友達)「えへへ、ありがとう! 家でよく壁当てしてるんだ。」
「すごい! 練習してるからあんなに上手なんだね! 今度、コツ教えてほしいな!」
(友達)「うん、いいよ! 今度一緒に練習する?」
「やったー! ぜひ!」
* **係活動の後に**
「〇〇ちゃん、今日の生き物係の仕事、すごく丁寧だったね! メダカの水槽、ピカピカになったよ!」
(友達)「ほんと? ありがとう! メダカが気持ちよさそうにしてるのを見ると、私も嬉しいな。」
「うんうん! 〇〇ちゃんがいつも一生懸命やってるから、メダカも元気なんだね!」
* **下校中に**
「ねえねえ、昨日テレビで〇〇っていうアニメ見た? 主人公の〇〇がすごくかっこよかったんだ!」
(友達)「あ! 私も見た! あの必殺技のシーン、鳥肌立ったよね!」
「だよね! 来週の放送も楽しみだね! 〇〇くんは、他にどんなアニメ見てるの?」
どうかな? 難しいことじゃないって分かったかな?
ちょっとした日常の出来事や、相手の良いところを見つけて、笑顔で話しかけるだけで、会話はどんどん広がり、みんなとのつながりが深まっていくんだ。
ポジティブな話題が、君とクラスを変える!
ポジティブな話題を自分から話すことは、ただ友達が増えるだけじゃないんだ。
実は、君自身にも、そしてクラス全体にも、たくさんの良い変化をもたらしてくれるんだよ。
* 君自身がもっと明るくなる!
楽しいお話をしていると、君の心も自然と明るくなるよね。ネガティブなことを考えている時間が減って、毎日がもっと楽しくなるんだ。
* 自信がつく!
自分の話でみんなが笑顔になってくれたり、「そうだね!」って共感してくれたりすると、「自分の話って面白いんだな」「みんなと話すのって楽しいな」って、自信がついてくるんだ。
* クラスの雰囲気が良くなる!
君がポジティブな話題を話せば、それにつられて、他の子も楽しいお話をするようになる。そうやって、クラス全体に笑顔が増えて、明るく、優しい雰囲気になっていくんだ。
* 困ったときに助け合える!
楽しいお話でつながりが深まった友達は、君が困っているときに、きっと助けてくれるはず。そして、君も友達が困っていたら、自然と手を差し伸べたくなるよね。
* うわさ話が減る!
みんなが楽しいお話で盛り上がっているクラスでは、誰かの悪口やうわさ話をする空気なんてなくなるんだ。ポジティブな言葉の力で、ネガティブな言葉の入る隙間がなくなっていくんだよ。
さあ、明日からやってみよう!
最初はちょっと勇気がいるかもしれないね。
「何を話せばいいんだろう?」「つまらないって思われたらどうしよう?」って、不安になることもあるかもしれない。
でも大丈夫!
まずは、小さな一歩から始めてみよう。
今日の給食がおいしかったことを、隣の席の友達に「ねえねえ、今日の給食、おいしかったね!」って、笑顔で話しかけるだけでもいいんだ。
誰かが頑張っているのを見つけたら、「〇〇くん、今の〇〇(具体的な行動)、すごいね!」って、一言声をかけてみるだけでもいいんだよ。
君が話すポジティブな言葉は、まるでキラキラの魔法の粉みたいに、クラスの中に広がっていくんだ。
そして、その魔法の粉が、みんなの心を温かくして、たくさんの笑顔と、強い絆を作ってくれるんだよ。
さあ、明日から君も、「ポジティブ話題の魔法使い」になって、クラスにたくさんの笑顔の魔法をかけてみよう!
きっと、毎日がもっともっと楽しくなるはずだよ!