過去の自分と比べて成長を喜ぶ
クラスのみんなを見ていると、「あの子は足が速くていいな」「算数のテストでいつも100点をとるなんてすごいな」と、つい誰かと自分を比べてしまうことはありませんか?
でも、実は「誰か」と比べることには、あまり意味がありません。なぜなら、みんなはそれぞれ違う場所からスタートしているからです。本当に大切なのは、「昨日の自分」と「今日の自分」を比べることです。
これができるようになると、不思議と周りに人が集まってくるようになります。なぜなら、いつも自分自身を大切にしている人は、心に余裕があって、とてもキラキラして見えるからです。今日は、そんな「心の魔法」についてお話しします。
「自分だけのグラフ」を作ってみよう
統計学という、数字の動きを研究する学問があります。この考え方を毎日の生活に取り入れてみましょう。例えば、漢字の練習をするとき、ただ「今日は10回書いた」と考えるのではなく、「先週の自分は3回しか書けなかったけれど、今日は10回書けた!」と記録するのです。
もし、クラスのみんなと比べていたら、「あの子はもう20回も書いている」と落ち込んでしまうかもしれません。でも、「過去の自分」というデータと比べれば、確実に数字は増えていますよね?
- 宿題のスピード:昨日より1分早く終わった!
- お手伝い:昨日はお皿洗いを忘れたけど、今日はできた!
- 挨拶:昨日は小さな声だったけど、今日は自分から言えた!
このように、小さな成長を「数字」で見つけると、自分に自信がわいてきます。自信がある人の周りには、自然と「私も頑張ろう」という気持ちになる仲間が集まってくるのです。
「文化」を広げる魔法の言葉
世界中のいろいろな文化を研究する「文化人類学」という学問では、昔から「人は、自分を認めてくれる人のそばにいたい」という性質があることがわかっています。これは、どこの国でも、どんな時代でも変わらない「人間のルール」です。
あなたが自分の成長を喜べるようになると、不思議なことが起こります。それは、「他人の成長も心から喜べるようになる」ということです。
誰かがテストでいい点をとったとき、悔しがるのではなく「すごいね! 頑張ったんだね!」と素直に言える人。誰かが逆上がりに成功したとき、「ずっと練習してたもんね、おめでとう!」と言える人。そんな人は、クラスの中で一番の「愛されキャラ」になります。
自分の成長を大切にしている人は、他人の努力の価値もよく分かっているからです。そんなあなたの言葉は、友達の心に深く届きます。
明日からできる「成長記録」のコツ
では、具体的にどうすればいいのでしょうか。今日からできる、とっておきの方法を教えますね。
- 「できたことメモ」を書く:寝る前に、ノートの端っこに一つだけ「今日できたこと」を書いてみましょう。「給食を全部食べた」「忘れ物をしなかった」そんな小さなことで十分です。
- 「過去の自分」を褒める:メモを読み返して、「昨日の私より、今日の私の方がかっこいい!」と声に出してみてください。
- 友達の「変化」を見つける:「最近、字がきれいになったね」と友達に伝えてみてください。それは、あなたが友達の成長をしっかり見ているというサインになります。
誰かと勝負して勝つことよりも、「昨日の自分を少しだけ追い越すこと」のほうが、ずっとずっとワクワクしませんか?
あなたが自分の成長を楽しみ始めると、あなたの周りには「この人といると、自分も成長できる気がする!」という仲間がどんどん増えていきます。それは、あなたが自分を愛し、同じように相手も大切にできる人だからです。
さあ、明日の朝、学校へ行くときには、昨日よりも少しだけ背筋を伸ばしてみてください。それだけで、あなたはもう「昨日の自分」を超えています。その小さな一歩を、自分でたくさん褒めてあげてくださいね。
あなたの成長は、あなただけの宝物です。その宝物を大切にする人は、誰からも愛される、素敵な魔法使いになれるのですから。