毎日ひとつだけ「いいこと」を探す

📖 『「クラスでいちばん好かれる人」になるための、無意識に味方を増やす50の魔法』
ー 第5章:ずっと愛され続ける「心の魔法」 ー
\ 毎日がもっと楽しくなる、すべての小学生へ贈るヒント /
毎日ひとつだけ「いいこと」を探す
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毎日ひとつだけ「いいこと」を探す

クラスのみんなから「あの人がいると、なんだかホッとするな」と思われる人には、ある共通点があります。それは、「宝さがしの名人」であるということです。ここでいう宝ものとは、お金や珍しいおもちゃのことではありません。毎日、学校や家で起きる「小さなうれしいこと」を見つける力のことです。

「えっ、そんなことで好かれるの?」と思うかもしれませんね。でも、これは統計学という「数字の力」と、文化人類学という「人間がどうやって仲良くしてきたかの歴史」から見ても、ものすごく強力な魔法なのです。

なぜ「いいこと」を探すと味方が増えるのか

統計学の世界では、「ポジティブな感情は伝染する」ということが証明されています。あなたが「今日は給食のゼリーがおいしかった!」とニコニコしていると、それを見た友達も、無意識のうちに「なんだか楽しい気分だな」と感じます。これを「感情の伝染」と呼びます。

毎日ひとつだけ「いいこと」を探して、それを言葉にする。たったそれだけで、あなたの周りには「楽しそうな空気」が生まれます。人間は本能的に「楽しい場所」や「明るい人」のそばにいたいと思う生き物です。だから、あなたが宝さがしの名人になると、自然と周りに人が集まってくるのです。

また、文化人類学という学問では、昔から人間は「感謝を伝え合うことで、グループの絆を深めてきた」と教えてくれています。むかしむかし、狩りをして暮らしていた人たちは、みんなで協力しないと生きていけませんでした。だから、「今日の夕日はきれいだったね」「今日はみんなで獲物がとれてよかったね」と、良いことを共有する人は、仲間から「この人と一緒にいると安心だ」と信頼されていたのです。

つまり、あなたが「いいこと」を探すことは、クラスというチームの中で、みんなの絆を強くする「特別な役割」をはたしているのと同じことなんですよ。

今日からできる「宝さがし」の3つのステップ

では、具体的にどうすればいいのでしょうか? 難しいことは何もありません。この3つのステップを試してみてください。

  • ステップ1:夜、寝る前に「今日のMVP」を決める
  • 布団に入ったら、今日あったことを思い出してみましょう。「消しゴムを貸してあげた」「係の仕事でみんなが協力してくれた」「帰り道にきれいな花が咲いていた」。どんなに小さなことでもいいので、ひとつだけ「今日のMVP」を選びます。

  • ステップ2:誰かに「小さな報告」をする
  • 見つけた「いいこと」を、次の日の朝、誰かに伝えてみましょう。「昨日、帰り道にすごくきれいな雲を見たんだよ」と話すだけでOKです。これだけで、相手はあなたに対して「この人はステキなものを見つける人だな」と好感を持ってくれます。

  • ステップ3:相手の「いいこと」も見つけてあげる
  • 慣れてきたら、友達のいいところを探してみましょう。「今日のノート、字が丁寧だね」「掃除のとき、隅っこまで頑張ってたね」。これは最強の魔法です。相手は、自分の良さを気づいてくれたあなたを、一生の味方だと感じるはずです。

「いいこと」が見つからない日はどうする?

「今日は嫌なことばかりで、いいことなんて一つもなかった!」そんな日もあるかもしれませんね。でも、大丈夫です。そんなときは、「当たり前のこと」に目を向けてみてください。

例えば、こんなことはどうでしょう?

  • 教室の窓から見える空が、いつも通り青かった。
  • お母さんが作ってくれた夕飯が、温かかった。
  • 自分の足が、今日もちゃんと歩いて学校まで連れて行ってくれた。

実は、統計学の面白い実験で、「毎日いいことを3つ書き出す」という練習を続けた人は、そうでない人よりも、学校生活でのストレスが減り、友達と仲良くなる回数が増えたという結果が出ています。これは、脳が「いいこと」を探すためのトレーニングになるからです。カメラのレンズを「悪いこと」から「いいこと」にピントを合わせ直すようなものですね。

「いいこと」を探す人は、自分も幸せになる

この魔法のすごいところは、周りの人が味方になってくれるだけではなく、あなた自身がどんどん幸せになれることです。毎日「いいこと」を探していると、脳が「世界は案外、ステキなところでできているんだ」と学習し始めます。すると、失敗しても「次はこうすればいいや!」と前向きに考えられるようになります。

クラスでいちばん好かれる人は、いつも太陽のような人です。太陽は、誰かに頼まれて光っているわけではありませんよね。ただそこにいて、光を放っているだけです。「いいこと」を探すことは、あなた自身が太陽になることです。

明日の朝、学校に行ったら、まずは隣の席の友達に「今日、何かいいことあった?」と聞いてみてください。きっと、あなたと友達の間に、新しい「宝もの」が生まれるはずですよ。

さあ、今日の夜からさっそく、あなたの心の中の「宝箱」を開けてみましょう。どんな小さなことでもいい。今日という日の中に隠れていた、たったひとつの「いいこと」を見つけてください。それが、あなたをクラスでいちばん愛される人にする、最初の魔法の一歩です。

📖 『「クラスでいちばん好かれる人」になるための、無意識に味方を増やす50の魔法』
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