相手の目を見て明るい声で言う

📖 『「感じがいい人」になれる!クラスで好かれる10の魔法のルール』
ー 第1章:自分から「おはよう」を先取りする ー
\ 毎日がもっと楽しくなる、すべての小学生へ贈るヒント /
相手の目を見て明るい声で言う
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相手の目を見て明るい声で言う

朝、学校の昇降口や教室に入ったとき、あなたはどんなふうに友達や先生に挨拶(あいさつ)をしていますか?

「めんどくさいな」「まだねむいな」と思って、ランドセルを背負ったまま、下を向いてボソボソと「おっす……」と言っていませんか? あるいは、スマホやゲームの画面ばかり見ていて、声すらかけていないかもしれませんね。

実は、その毎日の何気ない挨拶の仕方をほんの少し変えるだけで、あなたのまわりの空気がガラリと変わり、クラスのみんなから「なんだか最近、感じがいいな!」「話しやすいな!」と好かれるようになる魔法があるのです。

それが、今回のテーマである「相手の目を見て明るい声で言う」というルールです。

この章では、なぜ「目を見る」ことと「明るい声」がそんなにすごい力を持っているのか、そして明日から学校でどうやってやればいいのかを、社会言語学(しゃかいげんごがく)という少しカッコいい学問の秘密を解き明かしながら、一緒に見ていきましょう!

挨拶は「言葉のプレゼント」! 社会言語学からわかる秘密

「社会言語学」なんて聞くと、なんだか難しそう頭が痛くなりそう……と思うかもしれませんが、安心してください。すごくカンタンに言うと、「人間が言葉を使って、どうやってお互いの関係をよくしているのか」を研究する学問です。

社会言語学の研究で、人間は言葉の「中身(意味)」だけでなく、その言葉を伝えるときの「声の大きさ」や「目の合わせ方」をセットで受け取って、相手が自分をどう思っているのかを瞬時に判断していることが分かっています。

たとえば、国語の教科書をただ棒読みするように「おはようございます」と言われたら、あなたはどう感じますか?
「怒っているのかな?」「ぼくのことが嫌いなのかな?」と、不安になりますよね。

言語学の世界では、挨拶は単なる言葉のやり取りではなく、「私はあなたに敵意(てきい)を持っていませんよ。仲良くしたいですというサイン(きずな)を作る行動」だと考えられています。

つまり、下を向いてボソボソ言う挨拶は、せっかくのプレゼントを箱に入れたまま、地面に落っことすようなもの。
反対に、相手の目を見てパッと明るい声で言う挨拶は、相手の胸に直接「ニコニコ笑顔のプレゼント」を届けるようなものなのです。

「目を見る」だけで、脳はあなたを好きになる?

「でも、人の目を見るのって、なんだか恥ずかしいな……」
そう思う人も多いはずです。特に、ちょっと苦手な男子や、話しづらい先生の目を見るのは勇気がいりますよね。

ですが、心理学や脳科学(のうかがく)の実験でも、人は「自分の目を見て話しかけてくれる人のことを、無意識に信頼し、好きになりやすい」ということが証明されています。

目を見るということは、相手に対して「私はあなたにちゃんと注目していますよ」「あなたを大切な人として扱っていますよ」という、最高級のリスペクト(尊敬)のサインになります。

学校生活を思い浮かべてみてください。給食当番の班長になったとき、係の仕事をみんなにお願いするとき、先生にテストの質問をするとき。目を見て話してくれる友達と、ずっと窓の外を見ながら話す友達、どちらに協力したくなりますか? もちろん、前者ですよね。

明日からできる!「感じがいい挨拶」の3ステップ

「じゃあ、具体的にどうすればいいの?」というあなたのために、明日からすぐに使える3つのステップを紹介します。ノートにメモしなくても大丈夫。明日の朝、昇降口で試してみましょう!

  • ステップ1:歩くのをやめて、足を止める(またはスピードをゆるめる)
  • ステップ2:相手の「鼻」や「眉間のあたり」を見る
  • ステップ3:声のトーンを普段より「ラ」の音くらい高くして「おはよー!」と言う

それぞれのコツを、もう少し詳しく説明しますね。

ステップ1:歩くのをやめて、足を止める

歩きながら「おはよー」と言うと、どうしても声が後ろに置いていかれてしまいます。友達を見つけたら、まずはピタッと足を止めましょう。それだけで、「あなたに声をかけています」という本気度が相手に伝わります。

ステップ2:目の直撃が恥ずかしければ「鼻」を見る

「目を見るって言われても、なんかドキドキしちゃう……」という人は、相手の「鼻のあたり」「眉間(みけん)のあたり」を見るのがオススメです。相手からは「ちゃんとこっちを見て目を合わせてくれている」と感じるので、効果はバツグンです! 慣れてきたら、黒目のあたりをチラッと見るようにしてみましょう。

ステップ3:「ラ」の音で明るい声を出す

声のトーンもとっても大切です。暗い声や低い声は、「機嫌が悪いのかな?」と誤解されてしまいます。音楽の授業で習う「ドレミファソラシド」の「ラ」の音をイメージして、少し高めの明るい声を出してみましょう。それだけで、教室の雰囲気がパッと明るくなります。

クラスの空気が変わる!具体的なシミュレーション

では、学校の日常の場面で、このルールをどう使うのかシミュレーションしてみましょう。具体的な場面を頭の中で想像してみてくださいね。

場面1:教室に入って、仲良しの友達に会ったとき

いつもの友達だからといって、席に座ったままランドセルをゴソゴソしながら「おはよー」と言うのはもったいない!
教室に入った瞬間、友達を見つけて、パッと足を止め、少し高めの声で「〇〇ちゃん、おはよー!」と目を合わせて言ってみてください。
友達は「あれ? 今日の〇〇くん(〇〇ちゃん)、なんだか元気ですごい楽しそう!」と感じて、あなたとの会話がいつも以上に弾むはずです。

場面2:ちょっぴり苦手なクラスメイトや、あまり話したことがない人とすれ違ったとき

廊下で、普段あまり話さないクラスメイトとすれ違いました。「何て声をかけていいかわからない……」と、目をそらして通り過ぎていませんか?
ここがチャンスです! 勇気を出して一歩近づき、相手の目(または鼻)を見て、ニッコリ笑いながら「おはよ!」と言ってみてください。
相手は「えっ、ぼく(私)に挨拶してくれたの?」とびっくりしつつも、間違いなく嬉しい気持ちになります。次の日から、その人との距離がぐっと縮まりますよ。

場面3:朝のお手伝いや、係の仕事のとき

黒板をきれいに消す係や、学級委員、給食の配膳など、学校では班や係で協力する場面がたくさんありますよね。
朝の会が始まる前に、係の仲間と目を合わせて「今日もよろしくね!」「昨日手伝ってくれてありがとう!」と明るい声で言ってみてください。
チーム全体の雰囲気が良くなり、仕事もスムーズに進むようになります。「あの人と一緒にいると、なんだか元気が出るな」と、クラスの人気者になれちゃいます。

「感じがいい人」は、自分で作れる!

「感じがいい人」というのは、生まれつきの性格ではありません。誰でも、今日からできる「技術」の積み重ねでなれるものです。

朝、自分から先に「おはよう!」と目を見て明るい声で言う。たったこれだけのことで、あなたのまわりには自然と笑顔が集まり、友達が笑顔で話しかけてくれるようになります。

明日、学校に行くのが少し楽しみになりませんか?
昇降口をくぐったその瞬間から、あなたの「感じがいい人」への大冒険が始まります。ぜひ、試してみてくださいね!

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